FontSymbol

説明

FontSymbol 要素はフォントシンボルのスタイルを定義します。

コンテキスト

表 1に、FontSymbol 要素を含むことができる要素と、これに含めることができる要素の一覧を示します。

表 1. コンテキスト
これを含む要素	要素	が次の値を含む
NamedStyle または PointStyle	FontSymbol	(空)

属性

表 2に、FontSymbol 要素の属性の一覧を示します。

表 2. 属性
属性	説明
id	要素の一意の識別子。
名前	要素を説明する名前。
text	使用するシンボル文字を指定する 1 文字の文字列値。 `family` 属性を TrueType フォント名に設定する場合、この属性はフォントシンボルの文字に設定します。 `family` 属性を `MapInfo 3.0 Compatible` または `MapInfo Symbols` に設定する場合、MapInfo 3.0 シンボルコードに示されるシンボルとシンボルコードのセットを参照してください。
family	次のいずれかです。 TrueType シンボルフォントの名前を指定する文字列値 ("WingDings" など)。文字列値 `MapInfo 3.0 Compatible` または `MapInfo Symbols`。これによって、MapInfo 3.0 シンボルコードに示されるシンボルを指定します。 `family` 属性はオプションです。デフォルト値は `arial` です。
size	シンボルのサイズを指定する浮動小数点数値。 `size` 属性はオプションです。デフォルト値は `12` です。
size-unit	mapinfo コードスペースの length への参照。これによって、`size` 属性に使用する単位を指定します。 `size-unit` 属性はオプションです。デフォルト値は `mapinfo:length pt` です。
stroke	シンボルの色を指定する文字列値。この値には、任意の有効な CSS カラーを指定できます(http://www.w3.org/TR/REC-CSS1#color-units 参照)。 `stroke` 属性はオプションです。デフォルト値は `black` です。
stroke-opacity	シンボルの透過性を指定する 0 から 1 の浮動小数点数値。値 0 は、シンボルを完全に透明にすることを指定します。値 1 は、シンボルを完全に不透明にすることを指定します。値 0.5 は、シンボルを 50% 透明にすることを指定します。 `stroke-opacity` 属性はオプションです。デフォルト値は 1 です。
font-style	フォントスタイルを指定する列挙値。有効な値を次に示します。 `normal` `italic` `oblique` `font-style` 属性はオプションです。デフォルト値は `normal` です。
effect	`effect-type` 属性で指定するテキスト効果の色を指定する文字列値。この値には、任意の有効な CSS カラーを指定できます(http://www.w3.org/TR/REC-CSS1#color-units 参照)。 `effect` 属性はオプションです。デフォルト値は `none` です。
effect-opacity	テキスト効果の透過性を指定する 0 から 1 の浮動小数点数値。値 0 は、効果を完全に透明にすることを指定します。値 1 は、効果を完全に不透明にすることを指定します。値 0.5 は、効果を 50% 透明にすることを指定します。 `effect-opacity` 属性はオプションです。デフォルト値は 1 です。
effect-type	テキスト効果のタイプを指定する列挙値。有効な値を次に示します。 `box` `halo` `glyph-outline` `none` `effect-type` 属性はオプションです。デフォルト値は `none` です。
font-weight	フォントの太さを指定する列挙値。有効な値を次に示します。 `normal` `bold` `100` `200` `300` `400` `500` `600` `700` `800` `900` 注: `normal` は `200`、`bold` は `400` と同じです。 `font-weight` 属性はオプションです。デフォルト値は `normal` です。
text-decoration	テキスト装飾を指定する文字列値。値は次のパターンでなければなりません: 1 つのスペースで区切られた 1 つ以上の (`underline` \| `line-through`)、または単一の値 `none`。例: `line-through underline`、`underline`、`none`。 `text-decoration` 属性はオプションです。デフォルト値は `none` です。
text-case	大文字か小文字かを指定する列挙値。有効な値を次に示します。 `upper` `lower` `default` 注: `default` は '現在の大文字小文字の状態を維持する' ことを意味します。 `text-case` 属性はオプションです。デフォルト値は `default` です。
shadow	シンボルの背後に影を付けるかどうかを指定する boolean 値 (`true` または `false`)。値 `false` (デフォルト) は、影なしを指定します。 `shadow` 属性はオプションです。デフォルト値は `false` です。
expand	テキスト文字列内の可視の各文字の間にスペース文字を挿入するかどうかを指定する boolean 値 (`true` または `false`)。 `expand` 属性はオプションです。デフォルト値は `false` です。
angle	シンボルの回転角度を指定する浮動小数点数値。
angle-unit	`angle` 属性に使用する単位を指定する文字列値。

例

この例は、MapInfo 3.0 Symbols セットの 18 ポイントの赤い押しピンのシンボルを指定します。

text 属性に設定されている C は UTF-8 エンコードの 10 進コード 67 を表し、family 属性に設定されている MapInfo Symbols は MapInfo 3.0 Symbols セットを指定します。MapInfo 3.0 Symbols セットでは、コード 67 は押しピンのシンボルを示します。



<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<NamedStyle
    version="MXP_WorkSpace_1_5"
    xmlns="http://www.mapinfo.com/mxp">
    <FontSymbol
        size="18"
        size-unit="mapinfo:length pt"
        stroke="red"
        stroke-opacity="1"
        text="C"
        family="MapInfo Symbols"/>
</NamedStyle>

この例は、MapInfo 3.0 Symbols セットの 14 ポイントの青い星のシンボルを指定します。

text 属性に設定されている # は UTF-8 エンコードの 10 進コード 35 を表し、family 属性に設定されている MapInfo Symbols は MapInfo 3.0 Symbols セットを指定します。MapInfo 3.0 Symbols セットでは、コード 35 は星のシンボルを示します。



<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<NamedStyle
    version="MXP_WorkSpace_1_5"
    xmlns="http://www.mapinfo.com/mxp">
    <FontSymbol
        size="14"
        size-unit="mapinfo:length pt"
        stroke="blue"
        stroke-opacity="1"
        text="#"
        family="MapInfo Symbols"/>
</NamedStyle>