LineStyle

説明

LineStyle 要素はラインのスタイルを定義します。

コンテキスト

表 1に、LineStyle 要素を含むことができる要素と、これに含めることができる要素の一覧を示します。

表 1. コンテキスト
これを含む要素 要素 が次の値を含む

NamedStyle、CompositeStyle、または AreaStyle

LineStyle

Pen

属性

表 2に、LineStyle 要素の属性の一覧を示します。

表 2. 属性
属性 説明

id

要素の一意の識別子。

名前

要素を説明する名前。

stroke

ラインの色を指定する文字列値。

この値には、任意の有効な CSS カラーを指定できます(http://www.w3.org/TR/REC-CSS1#color-units 参照)。

stroke 属性はオプションです。デフォルト値は black です。

stroke-opacity

ラインの透過性を指定する 0 から 1 の浮動小数点数値。

値 0 は、ラインを完全に透明にすることを指定します。値 1 は、ラインを完全に不透明にすることを指定します。値 0.5 は、ラインを 50% 透明にすることを指定します。

stroke-opacity 属性はオプションです。デフォルト値は 1 です。

width

ラインの幅を指定する整数値。

width 属性はオプションです。デフォルト値は 1 です。

width-unit

mapinfo コードスペースの imagesize への参照。これによって、幅の単位を指定します。

width-unit 属性はオプションです。デフォルト値は mapinfo:imagesize pixel です。

miterlimit

タイプ linejoinmiter のマイター長とライン幅の比率の制限。2 本のライン セグメントが鋭角で結合し、linejoin にマイター結合が指定されている場合、パスをストロークするラインの太さよりマイター長が大きく上回る可能性があります。

miterlimit 属性はオプションです。デフォルト値は 10 です。

linecap

オープン サブパスのストローク時にその先端に使用する装飾形状を指定する列挙値。有効な値を次に示します。

  • butt
  • round
  • square

butt は、装飾なしを示します。値 round は、ラインの先端にライン幅の半分を半径とする半円を付けることを示します。値 square は、ラインの先端にライン幅の半分の長さの四角形を付けることを示します。

linecap 属性はオプションです。デフォルト値は round です。

linejoin

パスまたは基本図形のストローク時にその頂点に使用する形状を指定する列挙値。有効な値を次に示します。

  • miter
  • bevel
  • round

miter は、ラインの外辺をそれらが交差するまで延長することを示します。マイターが miterlimit より長くなる場合は、タイプ bevel が代用されます。値 bevel は、各ラインの先端の外辺同士を結んでラインを結合することを示します。値 round は、各ライン セグメントの先端にライン幅の半分を半径とする半円を付けることを示します。

linejoin 属性はオプションです。デフォルト値は round です。

marker-placement

マーカーの配置スタイルを指定する列挙値。有効な値を次に示します。

  • LEFT
  • CENTER
  • RIGHT
  • HORIZONTAL
  • MATCH_SEGMENT
  • none
注: 現在、マーカー配置に対しては none のみがサポートされています。

マーカーは、ライン セグメントの始点、終点、または中間ノードに配置したり、ライン セグメントの延長上に描画したりできます。値 LEFTCENTER、および RIGHT は、複数行テキスト マーカーの水平方向の位置を指定します。値 HORIZONTAL および MATCH_SEGMENT は、ライン セグメントに対して相対的にシンボル マーカーの回転方向を指定します。

marker-placement 属性はオプションです。デフォルト値は none です。

dasharray

破線で交互に描画されるダッシュとスペースの長さ (ピクセル単位) を指定する、カンマまたは空白で区切られた整数値の配列。例えば、10 20 30 10 または 10,20,30,10 と指定します。

配列には、偶数の正の整数、または特殊な値 none を含める必要があります。配列の最初の整数は最初のダッシュの長さを指定し、2 番目の整数は最初のスペースの長さを指定します。以降も同様です。

たとえば、次の値
    10,20,30,10
は、最初のダッシュが 10 ピクセル、次のスペースが 20 ピクセル、次のダッシュが 30 ピクセル、次のスペースが 10 ピクセルの長さの破線を指定します。破線の長さに対して、このパターンが繰り返されます。

dasharray 属性はオプションです。デフォルト値は none で、1,1 という配列と同等です。

dashoffset

破線の最初のダッシュが描画されるライン セグメントの始点からの単位 (ピクセル) 数を指定する正の整数値。

dashoffset 属性はオプションです。デフォルト値は 0 です。

この例は、1 ピクセル幅の黒い破線を指定します。



<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<NamedStyle
    version="MXP_WorkSpace_1_5"
    xmlns="http://www.mapinfo.com/mxp">
    <LineStyle
        stroke="black"
        stroke-opacity="1"
        width="1"
        width-unit="mapinfo:imagesize pixel">
        <Pen>mapinfo:pen 9</Pen>
    </LineStyle>
</NamedStyle>