Spectrum Spatial™ Analyst の概要

Spectrum Spatial™ Analyst は Spectrum Spatial に付属の、OGC 準拠で豊富な機能を備えた、すぐに使える Web マッピング アプリケーションです。空間的なコンテキストにおける情報やインサイトに簡単にアクセスできます。ユーザは、マップとデータの表示、データのクエリ、マップへの注釈の追加、マップの印刷などができます。Web ブラウザで http://server:8010/connect/analyst/ に移動してアクセスできます。

Spectrum Spatial™ Analyst とそのプロジェクトは、Spectrum Spatial とともにインストールされる Spectrum Spatial™ Manager によって管理されます。よく表示されるデータをまとめたマップの設定を作成したり、表示および検索可能なデータやユーザが使用できる機能とフィーチャーを定義する権限を割り当てたり、アップロードされたデータを削除したりするための設定が用意されています。

ユーザには役割に基づいて権限が付与され、Spectrum Management Console で管理される Spectrum Spatial™ Analyst 役割に割り当てられます。

Spectrum Spatial™ Analyst のインストールには、カスタムの住所の検索機能を備えた Web サービスである Spectrum Spatial™ Analyst Locate Service が含まれています。このサービスは、http://server:port/index-search/SingleLineAddressService?wsdl の形式の URL で利用できます。ここで、serverSpectrum Spatial™ Analyst Locate Service の IP アドレスまたはホスト名で、portSpectrum Spatial™ Analyst Locate Service が使用する HTTP ポートです。Locate Service のポートのデフォルト値は 8030 です。

このサービスで使用する住所データは、Spectrum Spatial™ Manager または Spectrum Spatial™ Analyst コマンド ラインの CSV ローダー ユーティリティを使用してアップロードできます。コマンド ラインの CSV ローダー ユーティリティは、アップロード プロセスを自動化する任意のスケジューリング ソフトウェア (Windows スケジューラなど) から呼び出すことができます。