Map Uploader の使い方
- Spectrum Spatial でサポートされていないためアップロードされたマップに存在しないデータソースを明確に示します。
- 完全にはサポートされていない設定を持つレイヤを明確に示します。未サポートの設定なしでレイヤまたはラベルをアップロードするか、アップロードしたマップからそれらのレイヤを削除するかを決めることができます。
- サーバー リポジトリでマップの正確な場所を選択して、必要であれば新しいフォルダをリポジトリに作成し、上書きする既存のマップを選択します。
新しいマップを作成するか、既存のマップを作成するかによって、既存の名前付きテーブルを再利用する際の規則が変わります。既存のマップは使用するテーブルのリストを持ち、それらのテーブルはリポジトリにある限り再利用されます。新しいマップは、リポジトリの同じフォルダにのみテーブルを検索します。
既存の名前付きリソースが存在しないテーブルは、配置する必要があります。MapInfo Pro 内でテーブルがデータベース テーブルを使用する場合は、サーバーのデータベース接続を介し、テーブルのスキーマを修飾子として使ってテーブルが検索されます。ファイルベースのテーブルは、サーバーのファイルベース接続を介して名前で検索されます。
MapInfo Pro と Spectrum Spatial の機能の違いに対応するため、このツールは一連のステップを追って動作します。リソースが作成されるまでは、任意の段階でアップロードをキャンセルできます。
ステップ 1 では、MapInfo Pro で使用されるデータが Spectrum Spatial でサポートされているタイプかどうかを確認します。問題がない場合は、このステップが実行されたことは明示されません。データの一部に問題がある場合も、それらのデータ ソースを除いてマップを作成できます。
ステップ 2 では、レイヤのプロパティを調べ、サーバー側と正確に一致しないスタイル、主題図、またはラベル設定があれば警告します。問題がない場合は、このステップが実行されたことは明示されません。問題がない場合、そのレイヤをスキップするか、あえて含めるかを決めて、設定を最も互換性の高い方法で作成するようツールに指示することができます。
ステップ 3 では、サーバー上のマップの場所と名前を指定することが要求されます。Spatial リポジトリを移動してマップの場所を指定するか、必要であれば新しいフォルダを作成することができます。既存のマップを選択した場合は、それを上書きしてもよいか確認するメッセージが表示されます。上書きを選択すると、マップおよびそのマップで使用される他のすべてのリソースが上書きされます。ステップ 1 と 2 で問題がなかった場合、これが初めて目にする出力情報となります。
ステップ 4 では、すべてのデータ ソースに 1 つ以上のサーバー接続を介してアクセスできるかどうかを確認します。ファイル データの場所はファイル パスを使って特定され、データベース データの場所はデータベース接続文字列、データベース スキーマおよびテーブル名を使って特定されます。データの場所を特定できない場合、そのレイヤはスキップされます。Map Uploader で特定されなかったデータは、上書きすることができます。
ステップ 5 で、アップロードそのものを実行します。名前付きマップ、レイヤ、ラベル ソースおよびテーブルが、Spectrum Spatial リポジトリに作成されます。作成中の項目が進捗リストに表示されます。処理が完了すると Spectrum Spatial™ Manager にリンクが追加されます。このリンクを使って、マップとその他のリソースを確認し、表示することができます。サーバー側のエラーまたはサーバーとの通信のエラーが発生した場合は、その情報が表示されます。その場合、マップが部分的に作成されることがあります。