レイヤの可視性とレンダリング可能性

可視性とレンダリング可能性は、レイヤ (または主題図) をマップ上に表示するかどうかに影響を与える可能性のある、関連属性です。

可視性 (visibility) は、レイヤが可視かどうかを指定します。レイヤは、VisibleRange として知られるマップのズーム レベルまたは縮尺によって、条件的に可視状態になります。可視性が true で VisibleRange が有効である場合、ズーム レベルまたはマップの縮尺が指定された範囲内にあれば、レイヤは表示されます。可視性が false ならば、VisibleRange は無視され、レイヤは表示されません。

MapInfo Pro バージョン 15.x でレイヤの可視性をオフにすると、Spectrum Spatial で旧版の Map Uploader を使ってマップをアップロードするときに、名前付きマップと名前付きレイヤに、可視性がオフのレイヤは含まれないことに注意してください。名前付きマップがレンダリングされる際に、そのレイヤは表示されません。Spectrum Spatial で、それをオンに戻す手段はありません。Spectrum Spatial でレイヤの可視性を制御するには、Spectrum Spatial にマップをアップロードする前に、MapInfo Pro ですべてのレイヤの可視性をオンにしておく必要があります。これは、MapInfo Pro バージョン 16 向けにリリースされた Map Uploader には当てはまりません。

レイヤのレンダリング可能性は、実行時に決まります。リクエストにレイヤ リストを含むマップをレンダリングする場合は、可視性設定が無視され、すべてのレイヤがレンダリングされます。特定のレイヤのレンダリング可能性をオフにするには、リクエストに renderable=false を含める必要があります。

リクエストが、レイヤの定義済みリストである名前付きマップに対するものである場合は、レイヤの可視性設定がレンダリング可能性の代わりに考慮されます。マップは、visibility=true のレイヤとともにレンダリングされます。

可視性とレンダリング可能性の動作は、SOAP と REST のどちらの呼び出しによってマップがレンダリングされる場合でも同じです。