主題図スタイルを定義

ベクタの名前付きテーブルを使用して、名前付きレイヤの作成または変更を行う間、Spectrum Spatial™ Manager では、テーマをレイヤに適用できます。この機能は、特定用途のマップで使用するレイヤをカスタマイズするときに役立ちます。Spectrum Spatial™ Manager の主題図では、「個別」と「レンジ」という 2 つのタイプのレイヤを作成可能です。これらのスタイルオプションは、選択した名前付きテーブルのジオメトリに基づいて利用可能になります。

注: [主題図スタイルを定義] の機能は、レイヤを作成するベクタテーブルを選択済みの場合にのみ表示されます。

レンジ主題図

主題図タイプと列

主題図タイプ: 主題図タイプを選択できます。利用できる主題図は「個別」と「レンジ」です。
- 個別: 主題図を適用するテーブルから列を選択して、[変更の適用] をクリックします。
- レンジ: テーブルから列を選択して、主題図スタイル設定を選択します。
列: 指定した名前付きテーブルから列を選択できます。

主題図設定

注: 次の設定は、主題図タイプがレンジの場合にのみ適用されます。

メソッド: [メソッド] ドロップダウンからオプションを選択して、範囲の作成方法を選択できます。次の 5 種類からメソッドを選択可能です。

レコード数均等: 各範囲に、ほぼ同じ数のレコードが含まれます。範囲数で割ったレコード数が等しくならない場合、Spectrum Spatial™ Manager は、残りのレコードを最も適切な範囲に配置します。
レンジ幅均等: 各範囲の最も上位にある値と、最も下位にある値との差が等しくなります。
自然分布: データ値と、データの平均値の差を、範囲に基づいて最小化するアルゴリズムに従って、範囲分割が決定されます。これによりエラーを削減するとともに、データの本質をより正確に把握できます。
標準偏差: データの中間値で範囲が分割されます。その中間範囲の上下の範囲が、中間値の上下の範囲における特定の標準偏差を示しています。
クウォンタイル: 特定のデータセグメント (人口など) 全体における変数の分布を決定します。[クウォンタイル] を選択すると、ダイアログボックスの下に [クウォンタイルを行う] ボックスが表示されます。フィールドを選択するか、クウォンタイルを実行する式をドロップダウンリストから選択します。

カラーパレット: カラーパレットから色を選択できます。逐次または分岐のパレットを選択可能です。

逐次: 逐次パレットでは、2 色のうち 1 色を主要な色とし、2 色間での範囲を表示できます。複数の色合い、または単一の色合いのパレットを選択できます。更新済みの内容をプレビューするには、[変更の適用] をクリックする必要があります。
分岐: 分岐パレットでは、まったく異なる 3 つの色にわたる範囲が表示されます。そのパレットからカラースキームを選択できます。更新済みの内容をプレビューするには、[変更の適用] をクリックします。

間隔: 目的の間隔数をドロップダウンから選択します。選択可能な間隔数の最小値は 2 で、最大値は 16 です。デフォルトの間隔数は 3 です。

丸める方法: 値を丸めるときに使用する最も近い値を選択します。[丸める方法] の値は列のタイプによって異なります。[変更の適用] をクリックすると表示される [プレビュー] で、適用可能な変更を確認できます。

ゼロまたは空白を無視: このオプションを選択すると、テーブルにあるゼロまたは空白の値を無視します。

枠線を表示: レイヤの枠線を表示する場合に選択します。[枠線を表示] は、ジオメトリタイプがポリゴンの場合に表示されます。ラインの場合は、ラインの太さとスタイルの設定が表示されます。

スタイル: このオプションは、選択済みテーブル内のジオメトリタイプがラインまたはポイントの場合に使用可能です。

をクリックして、スタイル選択画面からスタイルを選択します。

ライン幅: ラインの幅 (太さ) を示す整数値を指定します。このオプションは、テーブルのジオメトリタイプがラインの場合に表示されます。ライン幅の単位として、[ピクセル] または [ポイント] を選択します。

変更の適用: [変更の適用] をクリックすると、主題図スタイルの変更を保存して、プレビューを更新できます。

凡例のカスタマイズ

凡例の順序: 凡例に表示される、範囲と値のラベル (レンジ値と個別値のマップの場合)、および、フィールドラベル (それ以外のすべての主題図の場合) の順序を決定します。

昇順: 最小値から最大値の順に範囲が表示されます。
降順: 最大値から最小値の順に範囲が表示されます。

凡例に表示: このオプションを選択すると選択済み範囲が凡例に表示されます。

包括的な下限値: この列は、範囲の包括的な下限値を示します。この範囲内にあるデータ値は、その範囲の最小値より大きいか、その最小値と等しいことを示しています。この範囲間隔は、リストボックス内で、特定範囲の最小値と、その上にある範囲の最大値が同じ場合に表示されます。その値を持つレコードは、その値が最小値である範囲内にあるものとしてカウントされます。例えば、ある範囲が 26.2 ～ 30.9 で、その下の範囲が 30.9 ～ 31.8 とします。この場合、値 30.9 を持つレコードは、30.9 がその範囲の最小値であるため、30.9 ～ 31.8 の範囲にあるものとしてカウントされます。

排他的な上限値: この列は、範囲の排他的な上限を示しています。この範囲内にあるデータ値は、その範囲の最大値未満になり、最後の範囲内にある値は、その範囲の最大値以下になります。例えば、4 つの範囲があり、4 番目の範囲が 30 ～ 40 とします。この場合、データ値 40 は最後の範囲に分類されます。

ラベル: この列には、[包括的な下限値] と [排他的な上限値] の列で選択した範囲が表示されます。凡例に表示される説明は編集可能です。

スタイル: この列は、現在選択されているスタイル範囲を示しています。色を編集するには、スタイルをクリックします。これにより、16 進数、HSL、RGB で新しい色を選択できるダイアログが表示されます。

キャンセル

[キャンセル] をクリックすると、操作を取り止めて、マップに戻ります。

作成

[主題図の作成] をクリックすると、デフォルトまたはカスタマイズした設定に基づいて主題図を作成できます。

個別の主題図