GetPropertyValue

GetPropertyValue 操作 (WFS 2.0.0 と 2.0.2 のみ) は、フィーチャコレクション全体ではなく、フィーチャーセットの特定のプロパティ値を返します。クエリ対象フィーチャーのセットは、GetFeature 操作と同様にクエリ式によって指定されます。1 つの大きな違いは、GetPropertyValue が 1 つのクエリ式しかサポートしないことです。プロパティのリストの代わりに、値を表す文字列が、操作結果として返されるプロパティの識別に使用されます。

GET リクエスト

GET リクエストには以下の要素が含まれます。


入力	必須	説明
`SERVICE=WFS`	はい	WFS に固定されます。
`VERSION`	はい	サポートされる Web Feature Service 規格のバージョン (この操作の場合は、2.0.0 または 2.0.2)。
`REQUEST=GetPropertyValue`	はい	GetPropertyValue に設定されます。
`TYPENAMES`	はい	フィーチャータイプのコンマ区切りのリスト。
`VALUEREFERENCE`	はい	操作結果として返されるプロパティの識別に使用される、値を表す文字列。
`COUNT`	いいえ	返されるフィーチャーの最大数。

v2.0.2 の場合の例:


http://<server:<port>/rest/Spatial/WFS?SERVICE=WFS&VERSION=2.0.2&REQUEST=GetPropertyValue&TYPENAMES=miwfs:World&VALUEREFERENCE=Country&COUNT=10

POST リクエスト

v2.0.2 の場合の例:

<wfs:GetPropertyValue xmlns:wfs="http://www.opengis.net/wfs/2.0" 
			xmlns:miwfs="http://www.mapinfo.com/wfs"
			service="WFS" 
			version="2.0.2" 
			count="10"
			valueReference="Country">
	<wfs:Query srsName="http://www.opengis.net/def/crs/epsg/0/4326" typeNames="miwfs:World"/>
</wfs:GetPropertyValue>

注: v2.0.0 のリクエストでは srsName に、上記のバージョン 2.0.2 の例で使用されている URL 形式ではなく URN 形式が使用されます。URN 形式は、バージョン2.0.2 でまだ使用可能ですが、非推奨になっています。

レスポンスのサンプル

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
	<wfs:ValueCollection xmlns:wfs="http://www.opengis.net/wfs/2.0">
		<wfs:member>Aruba</wfs:member>
		<wfs:member>Antigua and Barbuda</wfs:member>
		<wfs:member>United Arab Emirates</wfs:member>
		<wfs:member>Afghanistan</wfs:member>
		<wfs:member>Algeria</wfs:member>
		<wfs:member>Azerbaijan</wfs:member>
		<wfs:member>Albania</wfs:member>
		<wfs:member>Armenia</wfs:member>
		<wfs:member>Andorra</wfs:member>
		<wfs:member>Angola</wfs:member>
	</wfs:ValueCollection>