入力と動作

GetMap の呼び出しでは、WMS クエリは以下の内容を指定できます。

入力 必須 説明
VERSION=version はい リクエストのバージョン。Spectrum™ Technology Platform WMS は、OGC 仕様のバージョン 1.1.1 および 1.3.0 をサポートします。
SERVICE=WMS はい サービス タイプ。これは常に WMS です。
REQUEST=GetMap はい リクエスト名。GetMap リクエストの場合、これは常に GetMap です。
LAYERS=layer_list はい

マップ イメージに含めるレイヤ。各レイヤをカンマで区切ります。例:

LAYERS=Layer1,Layer2,Layer3

STYLES=style_list はい

リクエストするレイヤごとに 1 つのレンダリング スタイルをカンマで区切って示すリストです。リクエストするレイヤごとに 1 つのスタイルが必要です。スタイルをリクエストしない場合、値なしでこの属性を指定する必要があります。複数のレイヤをリクエストする場合、スタイルもレイヤと同じ順序で指定する必要があります。例:

STYLES=Style1,,Style3

上記の例では、2 番目のスタイル (リクエストする 2 番目のレイヤ用) は空白なので、そのレイヤに定義されているデフォルトのスタイルが使用されます。

SRS=namespace:identifier 1.1.1 では必須 マップで使用される空間参照系 (マップの投影法の数値表記。座標参照系ともいいます)。このパラメータは、OGC 仕様の 1.3.0 バージョンのみで使用します。
CRS=namespace:identifier 1.3.0 では必須 マップで使用される座標参照系 (マップの投影法の数値表記。空間参照系ともいいます)。このパラメータは、OGC 仕様の 1.3.0 バージョンのみで使用します。
BBOX=minx,miny,maxx,maxy はい マッピングされるエリア。イメージに含めるマップ エリアを囲む境界ボックスの四隅の座標で指定します。BBOX の座標は必ず、SRS または CRS の単位で表されます。軸の順序 (どちらが x 軸でどちらが y 軸か) は、その座標系定義を保有する機関によって定められています。多くの場合、この機関は EPSG で、その定義は www.epsg-registry.org で参照できます。GetMap 操作に対しては、BBOX を作成する際に各座標系の軸の順序を認識しておく必要があります。
WIDTH=output_width はい マップ イメージの幅 (ピクセル単位)。
HEIGHT=output_height はい マップ イメージの高さ (ピクセル単位)。
FORMAT=output_format はい 返されるマップ イメージの形式。
TRANSPARENT=TRUE|FALSE いいえ イメージの背景色の透過性。指定しない場合、値は FALSE になります。
BGCOLOR=color_value いいえ 背景色の赤、緑、青の値を示す 16 進値 (デフォルトは 0xFFFFFF) です。
RESOLUTION=resolution いいえ マップ イメージの DPI。72 dpi 未満の場合は例外が発生します。
EXCEPTIONS=exception_format いいえ WMS からレポートされる例外の形式 (デフォルト=XML)。

リクエスト パラメータは、常に HTTP クエリ文字列として送信されます。以下に、GetMap リクエストのサンプルを示します。

WMS バージョン 1.1.1:



http://<server>:<port>/rest/Spatial/WMS?VERSION=1.1.1&SERVICE=WMS&REQUEST=GetMap
&SRS=EPSG:4326&BBOX=-100,0,90,100&WIDTH=400&HEIGHT=300&Layers=World&STYLES=AreaStyle
&FORMAT=image/png

		

WMS バージョン 1.3:



http://<server>:<port>/rest/Spatial/WMS?VERSION=1.3.0&SERVICE=WMS&REQUEST=GetMap
&CRS=EPSG:4326&BBOX=-100,0,90,100&WIDTH=400&HEIGHT=300&Layers=World&STYLES=AreaStyle
&FORMAT=image/png

		
注: 上記のコードは、全体を改行なしの 1 行にする必要があります。このドキュメントでは、スペースの制約上、実際とは異なる表示になっています。