WTMS Tile Generator によるタイルの生成
説明
この処理では、コマンドですべてのパラメータを指定することによって、WMTS タイルを生成します。
パラメータ
パラメータ | 必須 | 説明 | 例 |
---|---|---|---|
-url <url> | はい | WMTS サービスへの URL を指定するか、または WMTS サービスでプロキシが配信元サーバーとして設定されている場合はプロキシを指定します。WMTS が内部キャッシュを実行している場合、タイルは通常どおりにこのキャッシュから提供されます。 | url=http://localhost:8080/rest/Spatial/WMTS |
-format <フォーマット> | はい | イメージ フォーマット タイプ (gif、jpeg、jpg、mvt、png) | format=png |
-layer <layer> | はい | タイルの作成に使用するレイヤ識別子 (World_WMTS_Layer など)。 | layer=World_WMTS_Layer_ID1 |
-matrixSet <matrixSet> | はい | タイルを生成するタイル マトリックス セット (例えば WorldWebMercatorQuad)。 | matrixSet=WorldWebMercatorQuad_0_to_19 |
-dirOutput <出力ディレクトリ> | いいえ | 生成するタイルを保存するディレクトリのパス。これを指定しない場合、タイルはローカルに保存されません。サービス リクエストは、中間層のキャッシュ サーバーまたはキャッシュが有効な WMTS サービスで、タイルをシードするためだけに送信されます。出力が指定されると、保存済みタイルのフォルダ構造が、WMTS サービスで使用されるキャッシュ フォルダの構造に合わせて変更されます (変更前 - {MatrixID}/{TileRow}/{TileCol}.{ImageType}、変更後 - {MatrixID}/{TileCol}/{TileRow}.{ImageType})。タイル生成が完了した後に、ユーザは手動でタイルを、サービスが使用するキャッシュ パスの下の適切な場所にコピーできます。WMTS サービスのキャッシュ フォルダは、次のような構造になっています: {RootPath}/{Layer}/{Style}/{MatrixSet}/{MatrixID}/{TileCol}/{TileRow}.{ImageType} | dirOutput=D:\MapInfoDeveloper\TEST\WMTS\TILING\OUTPUT |
-cache <キャッシュ> | いいえ | cache を false に設定すると、WMTS Tile Generator はすべてのタイル リクエストで HTTP cache-control ヘッダを "no-cache" に設定します。これは、クライアントおよび WMTS サービス間でプロキシ サーバー内のタイルのキャッシュをフラッシュするために使用できます。 | cache=false |
-mbr <mbr> | いいえ | タイルの生成に使用する最小外接矩形 (MBR: Minimum Bounding Rectangle)。 | mbr="-20000000, -20000000, 20000000,
20000000" |
-threads <スレッド数> | いいえ | タイルの生成に使用するスレッドの数。 | threads=1 |
-matrixIds <matrixIds> | いいえ | タイルを生成するタイル マトリクス (1,2,6 のようにカンマで区切るか、1-10 のように範囲を指定します)。指定しない場合、タイル マトリックス セットによって、サポートされているすべてのタイル マトリックスに対してタイルが生成されます。 | matrixIds="1,2-4" |
-username <ユーザ名> | いいえ | リポジトリにアクセスするためのユーザ名。 | username=admin |
-password <パスワード> | いいえ | リポジトリにアクセスするためのパスワード。 | password=admin |
例
このリクエストは、すべてのパラメータを指定してタイルを生成します (リクエスト ファイルは使用しません)。
tile_builder.bat -url=http://localhost:8080/rest/Spatial/WMTS
-image=png -layer=World_WMTS_Layer_ID1 -matrixSet=WorldWebMercatorQuad_0_to_19
-mbr="-20000000, -20000000, 20000000, 20000000" -threads=1
-matrixIds="1,2-4" -username=admin -password=admin
注: 上記のコードは、全体を改行なしの 1 行にする必要があります。このドキュメントでは、スペースの制約上、実際とは異なる表示になっています。