MI_GridValueAtPixel

説明

指定されたピクセル位置 (x, y) にあるグリッドの値を返します。この関数は MRR ファイルにも適用され、すべてのフィールドタイプがサポートされます。

MI_GridValueAtPixel (GridInfo, XPixel, YPixel, <field>, <band>)

注: field と band は MRR にのみ適用可能であり、オプションのパラメータです。詳細については、引数を参照してください。

MI_GridValueAtPixel には、以下があります。

GridInfo は、情報の取得先がラスタファイルまたはグリッドファイルであることを意味します。値は常に文字列の MI_RASTER です。
XPixel は、X ピクセル座標を表す整数を返す式です。
YPixel は、Y ピクセル座標を表す整数を返す式です。
field は、フィールドインデックスを 0 以上の整数値で指定します。これはオプションのパラメータです。有効な field 値の詳細については、「DescribeTable REST 呼び出しl」の使用例を参照してください。
band は、選択したフィールドのバンドインデックスを 0 以上の整数値で指定します。フィールドが指定されている場合に限り必要です。有効な field 値の詳細については、「DescribeTable REST 呼び出しl」の使用例を参照してください。

x=10、y=10 のピクセルにおける MI_RASTER 列のグリッド値を、GRIDTABLE という名前のテーブルから求めます。

select MI_GridValueAtPixel("MI_RASTER", 10, 10, 1, 0) from "/GRIDTABLE"

ラスタテーブルは RasterInfo をエクスポーズし、グリッドテーブルは GridInfo を MI_Raster 列の値としてエクスポーズします。この関数は、グリッドイメージ (.GRD、.GRC、および .MRR) に適用されます。

グリッドが GRD などの MRR 以外のタイプである場合、field と band パラメータを指定しないか、これらのパラメータの値に 0 を指定します。

例えば、GRD ファイルには次のように指定します。

select MI_GridValueAtPixel("MI_RASTER", MI_POINT(445185.0, 5029793.0, 'EPSG:26918')) from "/testdata/grdtable"

field と band の両方を 0 に設定しても、これと同じ動作になります。

select MI_GridValueAtPixel("MI_RASTER", MI_POINT(445185.0, 5029793.0, 'EPSG:26918'), 0, 0) from "/testdata/grdtable"

以下のように指定すると、前のグリッドはエラーになります。これは field が 1 に設定されていることが原因です。

select MI_GridValueAtPixel("MI_RASTER", MI_POINT(445185.0, 5029793.0, 'EPSG:26918'), 1, 0) from "/testdata/grdtable"

MRR に 1 つ以上のフィールドがあり、適切なfield値とband値が渡される場合、次の MRR のパラメータ指定は有効です。

select MI_GridValueAtPixel("MI_RASTER", MI_POINT(445185.0, 5029793.0, 'EPSG:26918'), 1, 0) from "/testdata/mrrtable"

MRR のband値およびfield値の優先ルール