インドの住所のガイドライン

Enterprise Geocoding モジュールでは、IND データベースとして、TomTom ストリート データベースおよびポイント データベースと、Lepton データベースを提供しています。これらのデータベースのライセンス取得の詳細については、販売担当者にお問い合わせください。Enterprise Geocoding モジュール データベースのリリース ノートに、現在のデータベース ヴィンテージが記載されています。

GeocodeAddressGlobal によるジオコーディングが正しく実行されるように、次の推奨事項に従って入力を作成してください。インドの郵便制度の詳細については、India Post Web サイト (http://www.indiapost.gov.in) を参照してください。

  • 必須のフィールド — 住所には必ず都市名または郵便番号を含める必要があります。
  • 大ストリートタイプ — 入出力における大ストリートタイプとその一般的な略語は認識され、完全に対応済みです。
  • 住所に含まれる一般的な語と略語 — ジオコーダは、ストリート名、方向指示、建物識別子、および POI (ポイント情報) で使用される一般的な語を認識し、こうした一般的な語を使用している住所を正しくジオコーディングできます。住所に含まれる一般的な略語も認識されます。
  • 数字、数字に相当する文字、および序数 — 番号が付けられたストリートは、名前に読み替えたストリート名に変換されます。入力住所に含まれる序数も認識されます。
  • POI (ポイント情報) — インド用ジオコーダは、有効な任意の場所的入力 (都市、地方、または郵便番号) と組み合わせられた場所の名前に基づいた S8 近似一致候補を返すことができます。POI (ポイント情報) には、レストラン、ホテル、警察署、銀行、ATM、病院、学校、店舗などの事業体や組織を含めることができます。入力された場所の名前は、たとえ数値、ハイフン、さまざまな種類の句読文字、略語、または小さな綴り違いが含まれていても、正しくジオコーディングできます。POI 候補では、地方下位区分の情報がデータで利用可能な場合、その情報も返されます。
  • 地方下位区分 — インド用ジオコーダは、SL 地方下位区分候補を返すことができます。これは地方下位区分 (ブロックまたはセクター) のストリートレベル一致であることを示します。SL 結果コードは、他の地理的な入力フィールド (都市、地区、または州) の一致も必要とします。
  • ストリートレベルのジオコーディング — ストリートレベルでジオコーディングされたインドの住所は、場所の名前/POI (ポイント情報) (S8 結果コード)、地方下位区分 (SL 結果コード)、およびストリートセントロイド (S4 結果コード) に基づいて候補を返すことができます。必要とされる住所次第で、これらの候補をすべて表示したい場合もあれば、一部のみを表示したい場合もあるでしょう。どのレベルの候補を取得するかは、API による制御と Management Console インターフェイスでの選択により指定できます。ReturnPOIWithStreet、ReturnSublocalityCandidates、ReturnStreetCandidates、およびその他のインド特有の優先設定の対象範囲については、マッチング オプションを参照してください。
  • 住所ポイント データ — 2012.09 ヴィンテージで始まる TomTom データには、住所ポイント データが含まれています。住所ポイント候補は S8 結果コードを返します。
注: IND ジオコーダの一部の機能 (地方下位区分候補および住所ポイント データを含む) は、India Enterprise Geocoding モジュール データ 2013.Q2 以降の使用を必要とします。更新されたデータ ヴィンテージでは、住所マッチングが改善され、完全一致検索モードで地方下位区分と場所の名前を返し、拡張された制度コードをその他の追加フィールドと一緒に返します。インド用ジオコーダに固有の追加フィールドの詳細については、インドの出力を参照してください。