Global Geocoding モジュールワークフロー
以下の手順で、 Global Geocoding モジュールを Spectrum™ Technology Platform でインストール、セットアップ、および実装するための一般的なハイレベルのワークフローを提供できます。
あらかじめ、インストールに付属するリリースノートに目を通しておいてください。
- Spectrum™ Technology PlatformおよびGlobal Geocoding モジュール を先にインストールしておく必要があります。手順については、使用するプラットフォーム向けの『Spectrum™ Technology Platformインストール ガイド』を参照してください。
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Web ブラウザで Management Console にアクセスするには、次の URL にアクセスします。
http://server:port/managementconsole
ここで server は、Spectrum™ Technology Platform サーバーの名前または IP アドレスで、port はSpectrum™ Technology Platform が使用する HTTP ポートです。デフォルトの HTTP ポートは 8080 です。
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有効なユーザ名とパスワードを入力します。
管理ユーザ名は "admin" で、そのデフォルトのパスワードは "admin" です。
重要: システムに対して不正な管理者アクセスが行われることを回避するために、Spectrum™ Technology Platform をインストールした後すぐに admin パスワードを変更してください。 -
Enterprise Designer クライアント ツールをインストールします。これは、Windows アプリケーションです。
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Enterprise Designer をダウンロードするには、ブラウザに Spectrum サーバーとポート番号を入力し、ログインします。例:
myserver:8080
。Spectrum™ Technology Platformホーム ページが開きます。 - Enterprise Designer のインストーラを取得するには、[プラットフォーム クライアント ツール] > [デスクトップ] を選択します。このページに記載されている手順に従って、これらのツールをダウンロードしてインストールします。
この他に、Job Executor、Process Executor、管理ユーティリティなど、スクリプトの作成やタスクの自動化に便利なオプションのコマンド ライン ツールもあります。コマンド ライン ツールをダウンロードするには、Spectrum™ Technology Platformホーム ページで [プラットフォーム クライアント ツール] > [コマンド ライン] を選択します。 -
Enterprise Designer をダウンロードするには、ブラウザに Spectrum サーバーとポート番号を入力し、ログインします。例:
- ジオコーディング データセットをダウンロードし、インストールします。手順については、使用するプラットフォーム向けの『Spectrum™ Technology Platformインストール ガイド』を参照してください。
- Management Console で Spectrum データベース リソースを使って、ジオコーディング データセットをデータベース リソースとして追加します。手順については、「Global Geocoding モジュールのデータベース リソースの追加」を参照してください。
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Management Console で、[Global Geocoding (グローバル ジオコーディング)] または [Global Reverse Geocoding (グローバル リバース ジオコーディング)] のいずれかにグローバル デフォルト値とオーバーライドを入力します。値とオーバーライドの設定に関する詳細な情報と手順については、ジオコーディングでのグローバル デフォルト値と国オーバーライドの設定、またはリバース ジオコーディングでのグローバル デフォルト値と国オーバーライドの設定を参照してください。これらの設定とオーバーライドは、Enterprise Designer で作成するすべてのグローバル ジオコーディング データフローに適用されます。
オプションの中で設定できるものは、データセットの構成オプションです。データセットの構成オプションでは、マッチング時と優先するデータセット検索順序の設定時に含めるデータセットと除外するデータセットを選択できます。詳細については、ジオコーディングに使われるデータセット構成またはリバース ジオコーディングに使われるデータセットを参照してください。
- ジオコーディングまたはリバース ジオコーディングの入力レコードを作成します。入力フィールドと入力レコードのフォーマット要件については、「グローバル ジオコードの入力フィールド」、「グローバル リバース ジオコードの入力フィールド」、および「入力レコードのフォーマット」のセクションを参照してください。
- Enterprise Designer でジオコーディング データフローを作成します。データフローは、ソースからデータを受け取り、そのデータを処理し、デスティネーションに出力を書き込むという一連の操作です。Enterprise Designer の使い方とデータフローのセットアップ方法の詳細については、『Spectrum™ Technology Platformデータフロー デザイナーズ ガイド』を参照してください。
- データフローに追加するGlobal Geocoding モジュールステージに応じて、ジオコーディングまたはリバース ジオコーディングのオプションを選択できます。それらのオプションは、検索、マッチング、およびジオコーディングを実行したり、Management Console で作成したデフォルト設定やオーバーライドよりも優先される戻り値を設定したりします。各ステージのオプションの詳しい説明については、「グローバル ジオコード オプション」と「グローバル リバース ジオコード オプション」の章を参照してください。それぞれの章のいくつかのトピックは、Enterprise Designer についての情報を提供します。
- Management Console で設定したジオコーディング データセットの設定は、Enterprise Designer の設定オプションを使用してオーバーライドできます。データセットの構成オプションでは、マッチング時と優先するデータセット検索順序の設定時に含めるデータセットと除外するデータセットを選択できます。詳細については、Enterprise Designer でのデータセットの設定を参照してください。
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データフローを保存して実行します。
- 返される出力フィールドについては、「グローバル ジオコード オプション」の「デフォルト リターン フィールド」および「グローバル リバース ジオコード オプション」の「デフォルト リターン フィールド」を参照してください。
- 国固有の出力フィールドの情報は、「付録 A - 国固有の情報」の各国のセクションに記載されています。