分離された構成データベースを持つクラスタのインストール
以下の手順では、2 つのクラスタを作成します。1 つはサーバー ノード用で、もう 1 つは構成データベース ノード用です。サーバー クラスタ内のノードは、それぞれの構成データを構成データベース クラスタ内のサーバーから参照します。構成データベース クラスタ内のノードは、互いの間でそれぞれのデータを複製します。
次の図は、このインストール シナリオを表したものです。
独立したデータベース リポジトリをインストールするには、まず 1 つのクラスタ内のサーバーに構成データベースをインストールしてから、別のクラスタ内のノードにサーバーをインストールします。サーバーをインストールする前に、少なくとも 1 つの構成データベースが実行している必要があります。
- Spectrum™ Technology Platformインストーラを、構成データベースをインストールするサーバー上に配置します。
- installdb.shを実行します。
- 画面の指示に従って、構成データベースをインストールします。
- ファイル Database/repository/spectrum-container.propertiesを構成データベース クラスタのクラスタ プロパティに記載されているとおりに編集します。
- spectrum-container.propertiesを保存し、閉じます。
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構成データベースを起動します。構成データベースを起動するには、作業ディレクトリを Spectrum™ Technology Platform サーバーの bin ディレクトリに変更し、セットアップ ファイルのソースを指定して、コマンド:
./server.start
を入力します。 - 必要に応じて他のサーバーに構成データベースをインストールして、構成データベース クラスタを完成させます。
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サーバー クラスタをインストールします。
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ノードをホストするサーバーにSpectrum™ Technology Platformをインストールします。手順については、新しいサーバーのインストールを参照してください。
重要: 各サーバーをインストールする際には、インストーラの [サーバーのみ] オプションを選択して、1 つ以上の構成データベース サーバーのホストとポートを指定します。ポートは、ファイルInstallationLocation\Database\repository\spectrum-container.propertiesで確認できます。ポートは、spectrum.repository.server.connector.bolt.port プロパティで指定されます。
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Spectrum™ Technology Platformサーバーが実行中の場合はサーバーを停止します。サーバーを停止するには、作業ディレクトリを Spectrum™ Technology Platform サーバーの bin ディレクトリに変更し、セットアップ ファイルのソースを指定して、コマンド:
./server.stop
を入力します。 - ファイル server/app/conf/spectrum-container.propertiesの中のプロパティを、クラスタ プロパティに記載されているとおりに編集します。
- spectrum-container.propertiesファイルを保存して閉じます。
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一部のモジュールには固有の設定があり、クラスタでモジュールを機能させるために適切に構成する必要があります。
モジュール クラスタ構成の設定 Advanced Matching モジュール これらの設定は、フルテキスト検索インデックスをクラスタに指定します。フルテキスト検索インデックスを使用しない場合は、これらの設定を指定する必要はありません。 次のファイルをテキスト エディターで開きます。
SpectrumFolder\server\modules\searchindex\es-container.properties
以下のプロパティを構成します。
- es.index.default_number_of_replicas
- 各検索インデックスに対して作成する追加コピーの数を入力します。この数は、クラスタ内のノード数から 1 を引いた数にする必要があります。例えば、クラスタに 5 つのノードが含まれる場合、このフィールドには "4" を入力します。
- es.index.default_number_of_shards
- 分散環境におけるインデックスのシャード数を入力します。クラスタ内のノード数が多いほど、この数を大きくする必要があります。
これらのプロパティの編集が終わったら、es-container.propertiesを保存し、閉じます。
注: Spectrum™ Technology Platform10.0 よりも前のリリースで作成された検索インデックスは、クラスタリングに対応していません。10.0 よりも前のリリースで作成されたインデックスをクラスタリングで使うには、es-container.propertiesファイルを変更した後で、10.0 API を使って検索インデックスを再作成する必要があります。Data Hub モジュール 次のファイルをテキスト エディターで開きます。 SpectrumFolder\server\modules\hub\hub.properties
以下のプロパティを構成します。
- hub.models.path.base
- モデルを保存するフォルダを指定します。各モデルはデフォルトで、SpectrumFolder\server\modules\hub\dbフォルダの下のサブディレクトリに配置されます。モデルを別の場所に保存したい場合は、このプロパティのコメントを解除し、モデルを保存するフォルダを指定します。
- hub.neo4j.database.type
- このプロパティの値をhaに変更します。デフォルト値のembeddedは、非クラスタ化インストール用です。
- hub.servers.per.cluster
- この行のコメントを解除します。このプロパティの値として、クラスタに含まれる Spectrum™ Technology Platformサーバーの数を指定します。
これらのプロパティの編集が終わったら、hub.propertiesを保存し、閉じます。
SpectrumFolder\server\modules\hub\db\neo4j.properties は、Neo4j Enterprise を使用して、グラフ データベースの設定方法を制御します。このファイルは、各モデルのテンプレートとして使用されます。必要に応じて、各モデルを個別に設定することができます。そのモデルの格納ディレクトリにこのプロパティ ファイルのコピーを配置することによって、これを行います。
Machine Learning モジュール 次のファイルをテキスト エディターで開きます。 SpectrumFolder\server\modules\machinelearning/java.vmargs
以下のプロパティを構成します。
- -Xmx
- 最大メモリ割り当てを指定します。Machine Learning モジュール クラスタのサイズをデータの約 4 倍とし、すべてのノードに同量のメモリを割り当てることをお勧めします。スワッピングを回避するために、-Xmx による割り当てがどのノードにおいても物理メモリを上回らないようにしてください。
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サーバーを開始します。サーバーを起動するには、作業ディレクトリを Spectrum™ Technology Platform サーバーの bin ディレクトリに変更し、セットアップ ファイルのソースを指定して、コマンド
./server.start
を入力します。 - サーバー クラスタにさらにノードをインストールするには、この手順を繰り返します。
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ノードをホストするサーバーにSpectrum™ Technology Platformをインストールします。手順については、新しいサーバーのインストールを参照してください。
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サーバー クラスタのすべてのノードをインストールしたら、最初にサーバー クラスタにインストールしたノードに戻り、他のノードをシード ノードとして追加します。
- 最初にインストールしたノードで、プロパティ ファイル server/app/conf/spectrum-container.propertiesを開きます。
- プロパティ spectrum.cluster.seeds に、クラスタ内の他のノードのホスト名または IP アドレスを、それぞれカンマで区切って追加します。
- spectrum-container.propertiesファイルを保存して閉じます。サーバーを再起動する必要はありません。