クラスタ プロパティ

spectrum-container.propertiesファイルには、クラスタを設定するプロパティが含まれます。以下の表に、サーバーと構成データベースが各ノード上に共にインストールされているクラスタと、分離された構成データベース インストールの中のサーバー クラスタ内のノードのクラスタ プロパティを設定する方法を示します。構成データベース クラスタを設定する場合は、構成データベース クラスタのクラスタ プロパティを参照してください。

プロパティ 説明
spectrum.cluster.enabled これを trueに設定します。
spectrum.cluster.name これがクラスタ内の最初のノードである場合は、クラスタに付ける任意の名前をこれに設定します。

クラスタ内の最初のノードでない場合は、このノードを参加させるクラスタの名前をこれに設定します。クラスタの名前がわからなければ、クラスタ内の別のノードで spectrum.cluster.name プロパティをチェックしてください。

spectrum.cluster.address ノード独自の IP アドレスを指定します。
spectrum.cluster.seeds クラスタ内の最初のノードを設定している場合、または、これがクラスタを停止した後に起動する最初のノードである場合は、このサーバーのホスト名または IP アドレスのみを指定します。こうすると、このノードはそれ自体をシード ノードとして参照することになり、クラスタの最初のノードとして起動できるようになります。127.0.0.1 を指定しないでください。
クラスタ内の最初のノードでない場合は、まだインストールしていないノードを含めて、クラスタ内の他の各ノードのホスト名または IP アドレスを指定します。各シード ノードはカンマで区切ります。ノードは起動時に、各シード ノードへのアクセスをリストの順序で試みます。どのシード ノードにもアクセスできない場合、ノードはクラスタに参加しません。
ヒント: 1 つのシード ノードがダウンした場合でも他のシード ノードを使用してノードをクラスタに参加させることができるように、複数のシード ノードを指定することをお勧めします。また、クラスタのすべてのノードで、シード ノードを同じ順序で指定することをお勧めします。
spectrum.cluster.nodeID このノードの ID として使用する整数値を設定します。この ID は整数であると同時に、クラスタの全ノードにわたって一意である必要があります。
ヒント: 最初にインストールするノードのノード ID を 1、2 番目のノード ID を 2 (以下同様) とすることをお勧めします。
spectrum.runtime.hostname このプロパティのコメントを外し、このプロパティにロード バランサーのホスト名を設定します。
spectrum.runtime.port このプロパティのコメントを外し、このプロパティにロード バランサーがリッスンするように設定したポートを設定します。
spectrum.repository.addresses これには、spectrum.cluster.address で指定したのと同じ IP アドレスを設定します。デフォルト値である localhostは、クラスタ環境では使用できません。

サーバーのみのクラスタ内のサーバー ノードを設定している場合は、構成データベース クラスタ内のノードの IP アドレスを指定します。それぞれをカンマで区切ります。

spectrum.security.authentication.token.remoteClientCheck.enabled クラスタ内のノードが VM アダプタなどの異なるネットワーク デバイスを介して接続されている場合は、この値をfalseに設定します。このプロパティをfalseに設定すると、Web サービス要求にトークン認証を使うときに "無効なトークン" エラーの発生を回避できます。詳細については、トークン認証におけるホスト チェックの無効化を参照してください。