構成データベース クラスタのクラスタ プロパティ

構成データベース クラスタとは、各ノードにサーバーはなく、構成データベースだけが含まれるクラスタです。サーバーと構成データベースがともに各ノードにインストールされているクラスタを設定する場合、または、サーバーのみのクラスタを設定する場合は、クラスタ プロパティを参照してください。

構成データベース クラスタの設定は、次のプロパティ ファイルにあります。

Database\repository\spectrum-container.properties

以下の表に、各プロパティを示します。

プロパティ 説明
spectrum.cluster.enabled これを trueに設定します。
spectrum.cluster.name これがクラスタ内の最初のノードである場合は、構成データベース クラスタに付ける任意の名前をこれに設定します。クラスタが複数存在する場合は、必ず一意の名前になるようにします。

既存のクラスタにノードを追加している場合は、このノードを参加させる構成データベース クラスタの名前をこれに設定します。

spectrum.cluster.address ノード独自の IP アドレスを指定します。
spectrum.cluster.seeds クラスタ内の最初のノードを設定している場合、または、これがクラスタを停止した後に起動する最初のノードである場合は、このサーバーのホスト名または IP アドレスのみを指定します。こうすると、このノードはそれ自体をシード ノードとして参照することになり、クラスタの最初のノードとして起動できるようになります。
クラスタ内の最初のノードでない場合は、このノードがクラスタに参加するときにこのノードにコピーされる構成のコピー元のSpectrum™ Technology Platformサーバーのホスト名または IP アドレスをこれに設定します。そうすることで、構成が同期されます。複数のシード ノードを、1 つずつカンマで区切って指定できます。ノードは起動時に、各シード ノードへのアクセスをリストの順序で試みます。どのシード ノードにもアクセスできない場合、ノードはクラスタに参加しません。
ヒント: 1 つのシード ノードがダウンした場合でも他のシード ノードを使用してノードをクラスタに参加させることができるように、複数のシード ノードを指定することをお勧めします。また、クラスタのすべてのノードで、シード ノードを同じ順序で指定することをお勧めします。
spectrum.cluster.nodeID このノードの ID として使用する整数値を設定します。この ID は整数であると同時に、データベース クラスタの全ノードにわたって一意である必要があります。例えば、最初のノードのノード ID を 1、2 番目を 2、3 番目を 3 と設定することができます。