Generate Time Dimension

Generate Time Dimension では、指定するデータ範囲のそれぞれの日について日付レコードが 1 つ作成されます。作成されたレコードは、Write to DB ステージを使用してデータベースの時間ディメンション テーブルに書き込むことができます。その後、時間ディメンション テーブルを使用して、期間に基づく正確な計算を実行できます。例えば、四半期ごとの売上、四半期ごとの予算消費、毎日の収益などはすべて、時間ディメンションを必要とする分析です。時間ディメンション テーブルを使用すると、会計年度や標準外の四半期を分析で考慮できます。

時間ディメンション テーブルの使用例

必要な日付データをレコードから容易には抽出できなないことがあるため、正確な時間ベースの計算では時間ディメンション テーブルが必要になります。例えば、以下のレコードが売上データベース内にあるとします。レコード間に時間的なギャップがあることに注意してください。例えば、2012 年 1 月 4 日のレコードがありません。

Date 製品
2012 年 1 月 3 日 赤いシャツ 10.00 ドル
2012 年 1 月 5 日 赤いシャツ 5.00 ドル
2012 年 1 月 7 日 赤いシャツ 15.00 ドル

これらのレコードに対するクエリを実行して 1 日あたりの平均売上を計算した場合、結果は 10.00 ドル (30 ドル / 3 レコード) になります。しかし、これは正しくありません。この 3 つのレコードは実際には 5 日間にわたって得られたものだからです。日ごとのレコードを持つ時間ディメンション テーブルがあれば、そのテーブルを上記のテーブルと結合して次のテーブルを得ることができます。

Date 製品
2012 年 1 月 3 日 赤いシャツ 10.00 ドル
2012 年 1 月 4 日    
2012 年 1 月 5 日 赤いシャツ 5.00 ドル
2012 年 1 月 6 日    
2012 年 1 月 7 日 赤いシャツ 15.00 ドル

これらのレコードを使用して 1 日あたりの平均売上を計算すると、6 ドル (30 ドル / 5 日) という正しい答えが得られます。

また、休日、週末、四半期など、任意の時間属性を計算で考慮することもできます。例えば、2012 年 1 月 6 日が休日で、1 営業日あたりの平均売上にのみ関心があるとした場合、答えは 7.50 ドルになります。