Spectrum へのルーティング データの追加

このタスクの実行には、Spectrum™ Technology Platform の管理者 (admin) 権限が必要です。

ルーティングの Spectrum 製品データ (SPD) をインストールするには
  1. インストールの開始前に、Spectrum™ Technology Platform サーバーが稼働していることを確認します。
  2. Spectrum 製品データ (SPD) 形式のファイルをダウンロードするには、Pitney Bowes のメールに記載されたリンクを使用して Pitney Bowes にアクセスするか、Pitney Bowes Software and Data Marketplace (SDM) にアクセスします。ダウンロードしたファイルが zip ファイルの場合、一時ディレクトリに展開します。
  3. コマンドライン ウィンドウを開きます。
  4. 次のコマンドを入力して Spectrum™ Technology Platform サーバーに接続します。
    connect --h servername:port --u username --p password --s SSLtrueFalse
    例を次に示します。
    connect --h myserver:8080 --u admin --p myPassword1 --s false
  5. 次のように入力して、ルーティング データを Spectrum サーバーにインストールします。
    productdata install --f fileOrDirectory --w waitOrReturn

    例:

    productdata install --f C:/Downloads/C1A122018/CA_Driving.spd --w

    歩行者データと自動車データの両方をインストールするなど、複数の Spectrum 製品データ (.spd) ファイルのインポートと展開を行うには、フォルダのパスを入力します。

    productdata install --f C:/Downloads/C1A122018 --w
  6. Spectrum データの情報を表示するには、次のコマンドを実行します。
    productdata list

    このコマンドにより、Spectrum 製品データ (SPD) に関連する次のような情報がすべて一覧表示されます。

    1. PRODUCT
    2. COMPONENT
    3. QUALIFIER
    4. VINTAGE
    5. EXPIRATION
    6. DESCRIPTION
    7. IDENTIFIER
  7. Spectrum データを Spectrum に追加するテンプレートを生成するには、次のいずれかのコマンドを実行します。
    • 現在のディレクトリにテンプレート ファイル (.json ファイル) を作成するには、次のコマンドを実行します。
      ermdb template
    • または、コマンドでファイル名を指定して、特定の場所にテンプレートをエクスポートします。
      ermdb template ディレクトリのパス
      例:
      ermdb template C:/Downloads/Templates/ermdbresource.json

    これで、指定した現在のファイル フォルダまたはパスに、次のような情報を持つテンプレート ファイル (.json) が生成されます。

    [{"product":"Spatial",
    	"module":"routing",
    	"name":"enter database name",
    	"properties":{"isSPD":"true",
    	"DatasetPaths":"${spectrum.spd.Spatial/routing/add IDENTIFIER from productdata list};"},
    	"maxActive":4}
  8. JSON テンプレート (.json) ファイルを設定するには、name タグのデータベース表示名を追加し、(手順 2 で) 実行中のproductdata list から取得した IDENTIFIER 情報をDatasetPaths タグに追加します。

    例:

    [{"product":"Spatial",
    	"module":"routing",
    	"name":"Austria",
    	"properties":{"isSPD":"true",
    	"DatasetPaths":"${spectrum.spd.Spatial/routing/A1T_Pedestrian_Mar_2019};"},
    	"maxActive":4}]
  9. 変更をテンプレート ファイルに保存します。
  10. import コマンドを実行して、SPD を Management Console に追加します。
    ermdb import --f path_to_JSON_template

    例えば、テンプレートを ermdbresource.json という名前の JSON ファイルに保存している場合、コマンドは次のようになります。

    ermdb import --f C:/Downloads/File/ermdbresource.json

これで、「ルーティング データベース リソースの作成」で示したように、ルーティング データのデータベース リソースを作成することができます。

これらの製品データ CLI コマンドの詳細については、『Spectrum™ Technology Platform 管理ガイド』の「製品データ」および「Spatial モジュールとルーティング データベース」を参照してください。