オプション

Write Spatial Data のオプションは、実行する操作のタイプ (挿入、フィルタで更新、プライマリ キーで更新、フィルタで削除、またはプライマリ キーで削除) によって異なります。

[操作] タブ

表 1. Write Spatial Data のオプション

オプション

説明

名前付きテーブル

空間データの挿入、更新、または削除を行う名前付きテーブル リソースの名前。最初、このフィールドは空になっています。参照ボタンをクリックすると、リポジトリ内の使用可能なテーブルのリストから書き込み可能なテーブルを選択できます。書き込み可能な名前付きテーブルを作成する手順については、「名前付きテーブルの作成」を参照してください。書き込み可能でない名前付きテーブルを選択すると、その名前付きテーブルが読み取り専用であることを示し、書き込み可能なテーブルを選択するように求めるエラーがフィールドの右側に表示されます。テーブルが書き込み可能かどうかの確認時にエラーが発生する場合、そのテーブルは読み取り専用であると見なされ、詳しいエラー情報が表示されます。複合プライマリ キーを持つ名前付きテーブルも、読み取り専用と見なされます。

注: 書き込み可能テーブルに対して挿入、更新、および削除の操作を実行するには、名前付きテーブルに対する表示権限、および名前付きテーブルの関連するデータセットに対する作成/変更/削除権限が必要です。詳細については、「管理」セクションの ユーザと役割を参照してください。

名前付きテーブルを選択すると、名前付きテーブル フィールドの下にある各フィールドが設定されます。フィールドが設定されず、ステージを保存しようとするとバリデーション エラー ("テーブルに書き込むデータ フィールドを少なくとも 1 つ含める必要があります") が表示される場合は、テーブルの名前付き接続情報に問題がある可能性があります。wrapper.log を開いて I/O 例外を探してください。

既存のレコードを削除 このチェック ボックスは、挿入の操作にのみ使用できます。挿入を行う前に、このチェック ボックスを使ってテーブルからすべてのレコードを削除してください。
WHERE このフィールドは、フィルタで更新やフィルタで削除の操作にのみ使用できます。MI SQL WHERE 句の内容を WHEREという語を省略してこのフィールドに入力し、更新または削除の条件を指定します。例えば、STATES テーブルを使用している場合は、 STATE_NAME in ('New York', 'New Jersey') と入力します。[確認] をクリックして WHERE 句が正しく動作することを確認します。MI SQL コマンドおよび関数の詳細については、『 MapInfo SQL 言語リファレンス 』を参照してください。WHERE 句では、任意の列 (読み取り専用のプライマリ キー列を含む) を使用できます。

[含める] チェックボックス

[含める] チェックボックスでは、挿入、更新、または削除するテーブル列を選択できます。少なくとも 1 つの列を選択する必要があります。

テーブル列 選択した名前付きテーブルからの列名 (変更できません)。

すべてのデータ プロバイダで、次のルールがサポートされています。

挿入

  • 読み取り専用の列やプライマリ キーは、挿入のために含めることができる列のリストに表示されません。
  • 書き込み可能なプライマリ キーは、リストに表示され、挿入のために含める必要があります。

フィルタで更新およびフィルタで削除

  • 読み取り専用の列やプライマリ キーは、更新または削除のために含めることができる列のリストに表示されません。ただし、これらは WHERE 句で使用可能です。
  • 書き込み可能なプライマリ キーは、リストに表示され、更新または削除のために含める必要があります。書き込み可能なプライマリ キーの選択は、フィルタによってレコードが 1 つしか返されず、そのレコードに対するプライマリ キーを更新または削除する場合にのみ行ってください。

プライマリ キーで更新およびプライマリ キーで削除

  • 読み取り専用の列は、更新または削除のために含めることができる列のリストに表示されません。
  • 読み取り専用のプライマリ キーは、情報提供用のリストに表示されますが、選択解除かつ無効化された状態になっています (読み取り専用のプライマリ キーを更新または削除のために選択することはできません)。
  • 書き込み可能なプライマリ キーは、リストに表示され、選択かつ有効化された状態になっています (選択は自動的に行われ、選択解除はできません)。
タイプ [タイプ] 列には、名前付きテーブルの列のデータ タイプが返されます (変更できません)。

[実行時] タブ

表 2. Write Spatial Data の実行時オプション

オプション

説明

バッチ サイズ

1 回のトランザクションで処理される挿入、更新、または削除の数。各フィーチャ (行) は 1 つの挿入、更新、または削除と見なされます。デフォルト値は 100 です。

サポートされるデータ タイプ

表 3. Write Spatial Data でサポートされるデータ タイプ

タイプ

説明

boolean

true と false の 2 つの値を持つ論理タイプ。

double

正と負の倍精度数を含む数値データ タイプ。値の範囲は、2-1074 ~ (2-2-52)×21023。指数表記すると、倍精度浮動小数点数値の範囲は、4.9E-324 ~ 1.7976931348623157E308 となります。

float

正と負の単精度数を含む数値データ タイプ。値の範囲は、2-149 ~ (2-223)×2127。指数表記すると、値の範囲は、1.4E-45 ~ 3.4028235E38 となります。

integer

正と負の自然数を含む数値データ タイプ。値の範囲は、-231 (-2,147,483,648) ~ 231-1 (2,147,483,647)。

long

正と負の整数を含む数値データ タイプ。値の範囲は、-263 (-9,223,372,036,854,775,808) ~ 263-1 (9,223,372,036,854,775,807)。

string

文字列

list

フィールドが階層データを含む場合、"リスト" フィールドとして扱われます。Spectrum では、リストは複数の値で構成されるデータのコレクションです。例えば、Names フィールドには名前の値のリストを含めることができます。これは、XML 構造では、NAMES 要素に囲まれた NAME 要素のリストとして表すことができます。XML のリスト データ タイプが複数の値で構成される単純データ タイプであるのに対し、Spectrum のリスト データ タイプは XML の複合データ タイプに似ているという点で、Spectrum のリスト データ タイプは XML スキーマのリスト データ タイプと異なることに注意してください。

geometry

空間エンティティ (ポイント、ポリゴンなど) を表すデータタイプ

bytearray バイトの配列 (リスト)