ラスタとグリッド

このセクションでは、Spectrum™ Technology Platform におけるラスタ イメージとグリッド イメージの使用方法に関する情報を示します。

ラスタ イメージは、追加のコンテキストや参照情報を提供するためのマッピングに有効です。ラスタの特殊な種類であるグリッド イメージは、領域上で色のグラデーションを示し、データ ポイントの補間を表します。ラスタ イメージは一般的に、マップ内のベース レイヤとして使用されるのに対し、グリッド レイヤは他のレイヤの上に重ねるオーバーレイとして使用されます。

たとえば、建物、製油所、植生などの現実世界の詳細を表示する航空写真は、マップのベース レイヤとして最適です。スキャンされた紙の地図もラスタ イメージの一例です。ラスタ イメージをベース レイヤとして使用し、道路網、顧客を表すポイント、郵便番号の境界などのベクトル データを重ね合わせて、便利で、視覚効果の高いマップを作成します。

Spectrum™ Technology Platform で使用するラスタ イメージとグリッド イメージは、登録する必要があります。イメージ上の既知の地理的ポイントをベクトル データ上の対応するフィーチャーと一致させるためです。また、表示する会社のロゴやその他のアートは、地理参照データではありませんが、地球上の特定の位置に登録する必要があります。現在利用可能な多くのラスタ イメージに対し、MapInfo TAB 形式の登録ファイルが提供されています。ラスタ イメージを登録するには、MapInfo Professional に読み込み、そこで登録します。グリッド イメージも、MapInfo Professional で作成できます。