ラスタとグリッドに対してサポートされる機能

Spectrum™ Technology Platform では、次のラスタおよびグリッド機能がサポートされています。

ラスタ イメージとグリッド イメージは、Mapping、Map Tiling、WMS、および WMTS の各サービスに対するマップ レンダリング リクエストに含めることができます。ラスタとグリッドに関連するメタデータには、Feature Service と WFS のサービスによってクエリを実行することができます。

地図投影法

ラスタ レイヤまたはグリッド レイヤを含むマップは、ラスタ イメージまたはグリッド イメージの座標系を使用して投影されます。ラスタ イメージは、マップ内の他のレイヤに合わせて再投影されません。

凡例のサポート

レンダリング リクエストにおいて、ラスタ イメージやグリッド イメージを含むレスポンスは凡例情報を返すことができます。ラスタ レイヤを表す見本は、汎用のラスタ アイコンを表示します。グリッド レイヤの場合は、屈折点の色が返されます。グリッド ファイルを参照する名前付きレイヤ (または、レイヤと名前付きレイヤのいずれかを含む名前付きマップ) に対する Mapping Service 凡例リクエストでは、そのグリッド形式に含まれる屈折点とともに凡例が返されます。

また、「凡例をマップに追加する」も参照してください。

スタイル

ラスタ スタイルまたはグリッド スタイルは、名前付きレイヤ上のオーバーライド主題図としてサポートされます。ラスタ用にサポートされているスタイルには、グレースケール、明るさ、コントラスト、透過性、および透過色が含まれます。グリッド スタイルになる名前付きスタイルには、屈折点の色のリストを含めることができます。現時点では、タイプが Style の GridStyle は、計算済みの屈折点リストのみを受け入れます。

オーバーライド主題図

ラスタ イメージには、オーバーライド主題図を含めることができます。ただし、オーバーライド主題図が名前付きレイヤの定義の一部である場合に限ります。オーバーライド主題図は、明るさ、コントラスト、透明度など、ラスタまたはグリッドの表示を変更するために使用します。グリッドの場合は、屈折点リストをオーバーライドすることができます。オーバーライドの主題図スタイルは、WMS ラスタ スタイルまたはグリッド スタイルとして定義されます。

オーバーレイのサポート

グリッド イメージは、名前付きマップのオーバーレイとして使用できます。ラスタ イメージは使用できません。グリッド イメージは GridLayer に含まれ、GridLayer ではスタイル、補間モード、境界、ポイント テーブルが調節可能です。