ドット密度主題図

ドット密度主題図は、主題図の式の数値に基づいてドットを作り、リージョンのフィル パターンを描画するフィーチャ スタイル修飾子です。ドット密度主題図は、ドットを使用して、領域やリージョンに関連するデータ値を示します。リージョンに含まれるドットの総数は、リージョンのデータ値を表します。たとえば、ある郡に 10,000 人の高齢者がいて、1 つのドットが 100 人の高齢者を表す場合、その郡域には 100 個のドットが表示されます。

ドット密度主題図は、1 つのドットが多数の何か (人口、ファスト フード レストランの数、ソーダを運搬する運送業者の数など) を表す未加工データの表示に向いています。

たとえば、郡域ごとの人口を示すテーブルがある場合、ドット密度主題図を使用すれば、各郡域での人口集中の度合いを表示できます。ドット密度主題図を制御するプロパティには、2 つの種類があります。1 つのドットで示す値を指定できます。たとえば、ニューヨーク州レンセリア郡在住の 20,000 人の高校生をドット密度主題図で表示する場合、1 つのドットで表す生徒数を 200 人と指定できます。郡が描画されるときには、100 個のドットも郡の内側に描画されます。

注: ドットは、リージョン内でランダムに分布します。各州の人口をドット密度で表した場合、ニューヨーク州のドットは州全体で分散されます。州の人口の大半が居住するニューヨーク市にドットが集中することはありません。

ドット密度主題図を含む名前付きレイヤ

ドット密度主題図は、FeatureStyleDotDensityTheme という名前のスタイル修飾子主題図です。スキーマは、MXP_MapTheme_1_5.xsd に含まれています。ドット密度主題図は、名前付きレイヤの一部として Spectrum Spatial リポジトリに保存されます。この主題図は、各フィーチャーの密度の値を表す式、ドットごとの値、ドット スタイルで定義されます。

ドット密度主題図には、スタイル オーバーライドや、可視性の制御を含む、関連付けられた凡例を定義するオプションのデータも含まれます。スキーマについては、MXP_MapLegend_1_5.xsd を参照してください。


A dot density map example.