レンジ値の種類

次の 5 つの方法でレンジを作成できます。

レコード数均等

[Equal Count] では、各レンジのレコード数が同じになります。[Equal Count] を使用して、100 個のレコードを 4 つのレンジにグループ化する場合は、設定した丸めの方法に従って、各レンジに約 25 個のレコードが入るようにレンジが計算されます。

[Equal Count] またはその他のレンジ設定方法を使用するときは、主題図マップに影響する可能性のある、極端に異なる値に注意することが重要です (統計学では、このような値を外れ値といいます)。

レンジ幅均等

[Equal Ranges] では、同じサイズのレンジにレコードが振り分けられます。たとえば、テーブルのフィールド値が 1 ~ 100 で、同じサイズの 4 つのレンジで構成された主題図マップを作成するとします。[Equal Ranges] では、1 ~ 25、25 ~ 50、50 ~ 75、75 ~ 100 というレンジが作成されます(レンジでは "=>" と "<=" が使用されるので、数値が重なる必要があります)。

データの分布によっては、レコードを含まないレンジが作成される場合があります。

自然分布 (標準偏差)

[自然分布] では、各レンジの平均値を使用してデータをより均等にレンジ間に振り分けるアルゴリズムに従ってレンジが作成されます。値は、各レンジの平均値が、そのレンジ内のレンジ値になるべく近くなるように振り分けられます。したがって、平均値がそのレンジを的確に表し、各レンジ内のデータ値は密集します。自然分布アルゴリズムは、Jenks と Caspall が『Annals of American Geographers (1971 年 6 月)』の記事「Error on Choroplethic Maps: Definition, Measurement, Reduction」で説明した手順に基づいています。

[標準偏差] を使用してレンジを作成すると、値の中間値をはさんで中間のレンジが配置され、その前後のレンジは中間値から 1 標準偏差上または下になります。

クウォンタイル

クウォンタイルを使用すると、各自のデータのセグメント全体における主題図の変数の配分を調べるレンジを作成できます。たとえば、国の人口に対する都市人口のクウォンタイルは、都市人口が国全体でどのように分布しているかを表します。地図凡例には、クウォンタイルを使用してレンジを作成したことが示されません。テーブルのクウォンタイルに使用したフィールドを表示するには、地図凡例をカスタマイズします。

カスタム レンジ

Spectrum™ Technology Platform は、カスタム レンジの作成もサポートしています。レンジを手動で設定するには、[カスタム] を使用します。