データ ソース プロバイダへのクエリの委任

Spectrum Spatial は、SQL クエリをできる限り効率よく評価することを試みます。その手段として、できるだけ多くの処理をデータ ソース プロバイダに委任します。Spectrum Spatial は、Oracle、TAB、SQL Server、PostGIS、GeoPackage など、多数のデータ ソース プロバイダをネイティブにサポートします。データ ソース プロバイダごとに、サポートする操作はそれぞれ異なります。Spectrum Spatial はデータ ソース プロバイダと連携して、クエリの一部または全体の委任を可能にする実行計画を生成します。データ ソース プロバイダがサポートしない操作は、Spectrum Spatial によって中間層で処理されます。

このセクションでは、クエリ処理の操作順序と、クエリの各部分の委任規則について説明します。クエリを完了するために、何がデータ ソース プロバイダに委任され、何が Spectrum Spatial によって実行されなければならないかを示す、例も示します。

また、サポート対象の各データ ソース プロバイダによって提供されるサポートについても、ドキュメントに記載されています。お使いのデータ ソース プロバイダのトピックを参照して、何が委任可能かを確認しておくことをお勧めします。続いて、パフォーマンスの高いクエリを作成するための参考として、委任規則と例を参照してください。