MS SQL Server

Microsoft SQL Server は、空間機能を備えるリレーショナル データベースです。

Spectrum Spatial では、SQL Server データ ソースを読み取り/書き込み用データ ソースとして扱います。

サポートされるデータ タイプ

SQL Server データ ソース プロバイダは、非空間 JDBC タイプを Spectrum Spatial のタイプ システムにマップするとき、JDBC データ ソース プロバイダと同じルールに従います。JDBC にマップする SQL Server のデータ タイプについては、SQL Server のドキュメントを参照してください。

SQL Server の geometry および geography データ タイプは空間データであり、Spectrum Spatial でサポートされるデータ タイプの Point、LineString、Polygon、MultiPoint、MultiLineString、MultiPolygon、および GeometryCollection と同等です。

空間データは、いくつかの手順を実行して決定します。最初の手順は、MAPINFO スキーマの MAPINFO_MAPCATALOG テーブルを調べて、SQL Server テーブルおよびスタイル列内のジオメトリ列を識別するエントリが存在するかどうかを確認します。テーブルが X/Y テーブルと識別された場合は、X および Y 列と識別された 2 つの列が MAPINFO_MAPCATALOG で指定された座標系の SRID を持つ Spatial テーブルのジオメトリ列へと統合されます。MAPINFO_MAPCATALOG が存在しないか、開くテーブルにエントリがない場合、INFORMATION_SCHEMA.TABLES で空間列の名前が調べられます。その列の SRID は、テーブル内の最初の NULL でないジオメトリから取得されます。

プライマリ キー

Spectrum Spatial では、JDBC データ ソース プロバイダと同じルールに従ってプライマリ キーを決定します。

読み取り専用列

Spectrum Spatial では、JDBC データ ソース プロバイダと同じルールに従って、列が読み取り専用かどうかを決定します。また、Identity 列が読み取り専用としてマーク付けされます。

MI SQL の最適化

MS SQL Server は、JDBC データ ソース プロバイダと同じ非空間関数および演算子をサポートします。

MS SQL Server では、次の空間演算子がサポートされています。

詳細については、付録のデータ ソース プロバイダへの委任を参照してください。

可変性

SQL Server の場合、列の追加または削除や、列のインデックスの変更など、テーブルのスキーマに対する任意の変更が可変性にあたります。これが変更されている場合、Spectrum Spatial はデータ アクセス操作に進む前に、テーブルのメタデータをキャッシュからフラッシュし、再度読み込みます。詳細については、データ ソースの可変性を参照してください。

XY テーブルのサポート

SQL Server テーブルは、XY テーブルとしてアクセスできます。XY テーブルのサポート を参照してください。

ジオインデックス付きテーブルのサポート

ジオインデックス付きの (つまり、geohash 列または属性を持つ) 名前付きテーブルは、SQL Server でサポートされています。空間集計のサポート を参照してください。