名前付きタイルの作成

Spectrum Spatial™ Manager では、名前付きタイルを作成できます。

注: 名前付きタイルは、マップ タイルのプロパティを定義します。実際のマップ タイルを作成する場合は、Tile Generator ユーティリティを使用する必要があります。

Spectrum Spatial™ Manager で名前付きタイルを作成するには

  1. ツールバーにある [作成] ドロップダウンで、[タイル] を選択します。
    注: 適切な権限がない場合、この要素は無効になっています。
    [タイルの作成] 画面が表示されます。
  2. 必要に応じて、プロパティを編集します。
    プロパティ 説明
    リファレンス リソース タイルが参照する名前付きマップ、レイヤ、またはテーブルです。参照先を変えるには、 をクリックして選択します。
    座標系 名前付きマップをホスティングする座標系の投影法。Map Tiling Service は、名前付きマップを定義された投影法に変換します。投影法は EPSG 形式で定義されます。最良の結果が得られるように、epsg:3857 (一般的な可視化の CRS である「一般的なメルカトル図法」) を使用します。参照先を変えるには、 をクリックして選択します。
    境界 タイル境界は、タイル化されたマップの範囲を、選択された座標系を単位として定義します。[デフォルトのタイル境界] を選択すると、WGS84、British National Grid、一般的な可視化の CRS などの座標系には適切なデフォルト値が自動的に設定されます。必要であれば、このデフォルト値を独自の境界でオーバーライドできます。それ以外の座標系については、[カスタムのタイル境界] を選択して独自の値を指定します。
    イメージ フォーマットとベクトル フォーマット 要求可能なタイルのフォーマット。ラスタ イメージ タイプ (PNG、GIF、および JPG/JPEG)、ベクトル タイプ (MVT - Mapbox ベクトル タイル)、または両方のタイプの組み合わせが選択できます。少なくとも 1 つのフォーマットを選択する必要があります。ベクトル フォーマットの詳細については、「ベクトル タイル」を参照してください。
    注: イメージ フォーマットを選択した場合は、名前付きテーブルを参照する名前付きタイルは、スタイルなしでレンダリングされる可能性があることに注意してください。MVT タイルのみを使う場合、小さなパッド係数 (例えば、0.02) を指定するとパフォーマンスが向上します。
    ベクトル設定 ベクトル フォーマット (MVT) を選択した場合は、属性としてエクスポーズするテーブル列または主題図式を選択するためのこのセクションが使用できます。スタイル、ラスタ、ジオメトリの各属性は、選択できません。
    詳細設定
    タイル レベル マップを扱うための最小および最大のズーム レベル。1 ~ 25 の範囲で値を指定します。レベルは、マップ イメージがどれくらい地球に近いかを示します。レベル 1 は最も広域で、マップ全体が描画される 1 個のタイルで構成されます。詳細については、「タイルのレベルとは」を参照してください。
    タイル有効期限 オプションで、特定の日付 (日付による有効期限切れ) またはタイルの作成からの任意の時間単位による経過時間 (寿命による有効期限切れ) を指定できます。この期限を過ぎると、HTTP クライアントは新しいマップ タイルをサーバーから取得し、キャッシュ内の古いマップ タイルと置き換えます。このオプションを使わない場合、デフォルトでタイルは無限に有効です。つまり、HTTP クライアントは同じタイルをサーバーから繰り返し取得し、キャッシュ内のタイルを更新しません。このフィールドは、日付 (YYYY-MM-DD) または、日単位での時間値で表示されます。

    HTTP クライアントのキャッシュ機能については、http://www.w3.org/Protocols/rfc2616/rfc2616-sec14.html を参照してください。

    タイル幅 ピクセル単位で表したタイルの幅。16 以上を指定する必要があります。
    パッド係数 ラベルがタイル境界にまたがる場合に、ラベルのクリッピングを防ぐために使用します。リクエストされたタイルの周囲にレンダリングするタイルの数を制御します。0 はパディングなしを意味し、1 はリクエストされたタイルの周囲の 1 タイルのパディングを意味します。優先設定を指定しない場合、設定内のグローバル優先設定が使用されます。どちらも指定しない場合、デフォルトは 1.0 です。パディングを増やすほどラベルやシンボルのクリッピングは減りますが、大きなパッド係数を使うとパフォーマンスに悪影響を与えます。
    イメージ設定 これらの設定 (背景の不透明度とラベルのレンダリング) は、イメージ フォーマット (PNG、GIF、または JPG/JPEG) のみに関連するもので、ベクトル フォーマット (MVT) とは関係ありません。
    背景の不透明度 表示されるタイル イメージの背景の不透明度 (透明度) のレベルをパーセントで示します。0% は完全に透明、100% は完全に不透明を表します。

    背景の不透明度を設定するときは、ラベルやシンボルをベースのマップに重ね合わせて表示したときに十分なコントラストが得られるかに注意してください。

    ラベルのレンダリング タイル生成時にマップ上で既存のラベル レイヤをレンダリングするようにします。優先設定を指定しない場合、設定内のグローバル優先設定が使用されます。どちらも指定されていない場合、デフォルトは [はい] です。
  3. [保存] をクリックします。
    新しい名前付きタイルの詳細画面が表示されます。