中間層でのキャッシュ

エンタープライズレベルのキャッシュ機能については、Spectrum Spatial Map Tiling Service を無効にして、Squid のようなサード パーティのキャッシュ テクノロジを使用できます。

リバース プロキシとしての Squid の設定

Squid キャッシュ プロキシは、事前生成およびその場で生成されたマップ ファイルをキャッシュして再利用できるように、Map Tile Service 用のリバース プロキシとなるように設定することができます。これでサービスに対する負荷を減らし、Squid の強力なキャッシュ機能が使用できるようになります。

Squid をリバース プロキシとして設定する方法は、wiki.squid.org で確認できます。

注意すべき点の 1 つは、セキュリティが有効になっているキャッシュ元サーバーから Squid がコンテンツをキャッシュする方法です。デフォルトでは、HTTP セキュリティが何らかの形で有効になっている場合、Squid はキャッシュ元サーバーのコンテンツをキャッシュしません。デフォルトでは、Spectrum の BASIC HTTP 認証が有効になっています。これは、Squid が Map Tiling Service の返すタイルをキャッシュしないことを意味します。ただし、Squid は、‘refresh_pattern’ 設定ディレクティブにより、HTTP セキュリティを無視するように設定できます。すべてのリクエストで HTTP セキュリティを無視するように Squid を設定する ‘refresh_pattern’ の例を以下に示します。

refresh_pattern . 0 0% 0 ignore-auth

アプリケーション/サービスに適切なパターンを適用します。可能な場合には、別の代替法として、プラットフォーム レベルのセキュリティ全体を無効にすることができます。『Spectrum™ Technology Platform管理ガイド』のセクション「システムの保護」を参照してください。