範囲

このセクションでは、ズーム レベル、移動可能範囲、投影法のようなマップ ビュー プロパティの指定方法について説明します。

[範囲] は、ユーザが移動できる移動可能範囲です。例えば、Bing Maps を使用する場合は、ユーザの移動をニューヨークのエリア内のみに制限するように移動可能範囲を設定し、最小ズームレベルを使用して世界全体へのズーム アウトを防ぐことができます。移動可能範囲は、ベース マップのロード時に設定された最大範囲より小さくなければならず、同じ単位 (通常はメートル) で指定する必要があります。

マップの範囲を設定するには、次の手順に従います。
  1. キーボードの Shift キーを押して、範囲を設定するマップをクリックします。ここで、ドラッグ操作によって範囲を示す長方形を描画します。
  2. 移動可能範囲への移動とズームを行うことができます。
    注: デフォルトでは、Bing Map が範囲のマップとして使用されます。
設定 説明
投影法 マップの座標系/投影法。この選択を行うには、ベース マップのいずれかを選択します。このベース マップにより、マップ プロジェクトの投影法が指定されます。その他のベース マップやビジネス マップでは、投影法がすべて異なっていても構いません。Analyst は、ここで選択された投影法に一致するようにそれらの再投影を行います。
北の範囲 ユーザが移動できるマップの北端。
南の範囲 ユーザが移動できるマップの南端。
東の範囲 ユーザが移動できるマップの東端。
西の範囲 ユーザが移動できるマップの西端。
最小ズームレベル マップ プロジェクトの最小ズームレベルに設定できる最小値は 2 です。これがマップ プロジェクトで最も縮小できるレベルになります。レベル 1 では非常に小さいマップ タイルの周囲に常に空白が表示されるため、レベル 1 は使用できません。
最大ズームレベル

マップ設定の最大ズームレベルとして 25 が設定可能です。1 つ重要な点として、多くのタイル サービス プロバイダが 25 という最大ズームレベルをサポートしないことに注意してください。例えば、Google Maps は最大で 21 のズームレベルまでしかサポートしません。このように、サポートされる最大ズームレベルがマップ設定の最大ズームレベルよりも小さい場合、SSA は残りのズームレベルについて、クライアント側でマップ イメージを拡大することによってマップをレンダリングします。異なるタイル マップ プロバイダの詳しい最大ズームレベルについては、以下の表を参照してください。

Bing 航空写真、Bing ハイブリッド、Open Street Map 19
Bing 道路 20
Europa TMS 15
Google Maps 21
その他すべての XYZ または TMS レイヤ 20
Spectrum Spatial タイル マップ 規定のサポート レベル
初期ズームレベル 起動時にマップが表示されるズームレベル。使用可能なズームレベル範囲内の数値でなければなりません。数値が大きくなればなるほど、より拡大されたマップが表示されます。
検索のズーム Spectrum Spatial Analyst の Web サイトの訪問者が住所/場所を検索する際にマップをズームするズームレベル。ユーザが住所/場所を検索する場合は、周辺地域を拡大されたレベル (ストリートレベルなど) で表示したいことが多く、ズームレベルの数値は大きくなります。
ズームレベルの説明 ユーザが表示しているズームレベル (ストリート ビューと都市ビューなど) を示すためにズーム スライダ上に表示されるテキスト ラベル。
表示単位 最寄検索結果ウィンドウで結果の表示に使用される距離単位。使用可能なドロップダウン リストから任意の値を選択できます。例えば、メートル/キロメートルを選択します。