クエリのためのローカル キャッシュの使用

大きなディメンション テーブルが存在する場合は、ディメンション テーブルのデータをキャッシュにロードし、そのキャッシュを使用してサロゲート キーを検索できます。キャッシュを使用すると、Query DB によってディメンション テーブルの検索を直接実行する場合よりもパフォーマンスが向上します。

ローカル キャッシュとは、Query Cache ステージの実行時にのみ使用される一時的なキャッシュです。さらに、キー フィールドと検索条件に基づいてキャッシュ内のデータを検索し、キャッシュ内のマッチング レコードからデータを返して、そのキャッシュ レコードのデータをデータフロー内のレコードに追加します。1 つのデータフローでのみ使用される場合や、検索テーブルが頻繁に変化する場合は、グローバル キャッシュの代わりにローカル キャッシュを使用します。

ローカル キャッシュをクエリに使用するには、以下の手順に従います。

  1. Enterprise Designer で、キャッシュを使用してクエリを実行するデータフローを開きます。
  2. [Query Cache] ステージをキャンバス上にドラッグし、このステージをデータフローに接続します。
  3. [Query Cache] ステージをダブルクリックします。
  4. [ローカル キャッシュ] を選択します。
  5. 使用するデータベース接続を選択します。使用できるデータベース接続は、Management Console の Connection Manager に定義されている接続によって異なります。新しいデータベース接続を作成、あるいは既存のデータベース接続を変更または削除する必要がある場合は、[管理] をクリックします。
    データベース接続を追加または変更する場合は、次のフィールドに必要な値を指定します。
    接続名
    接続の名前を入力します。任意の名前にすることができます。
    データベース ドライバ
    適切なデータベース タイプを選択します。
    接続オプション
    データベースへの接続に使用するホスト、ポート、インスタンス、ユーザ名、およびパスワードを指定します。
  6. クエリの実行対象とするデータベース内のテーブルまたはビューを指定します。
  7. [キー フィールド] オプションの下でキーを選択します。
  8. [入力フィールド] オプションの下で入力フィールドを選択します。[入力フィールド] には前のステージから得られたフィールドが格納されます。このフィールド内の値がデータベースの [キー フィールド] に一致している場合、クエリはデータベース内にあるそのレコードからデータを返します。
  9. [OK] をクリックします。
  10. データフローを実行します。