マッチ ルール

各マッチング ステージ (Interflow Match、Intraflow Match、および Transactional Match) では、マッチ ルールを設定する必要があります。マッチ ルールは、あるレコードが他のレコードと一致するかどうかを判断する条件を定義します。マッチ ルールでは、比較するフィールド、フィールドの比較方法、および複雑なマッチング ルール向けの比較の階層を指定します。

比較の階層を作成すると、ネストした Boolean マッチ ルールを作成できます。例えば、以下のマッチ ルールがあるとします。


Hierarchical comparisons of business name and address

この例では、マッチ ルールは、企業名と住所に基づいてレコードを照合します。マッチ ルールの最初の要素は [FirmName] フィールドです。この要素は、レコードどうしが一致するには [FirmName] フィールドの値が一致する必要があることを意味します。2 番目の要素は住所を評価します。この要素の前に論理演算子 "and" があり、レコードどうしが一致するには [FirmName] と [Address] の両方が一致する必要があることを意味します。マッチ ルールの [Address] 部分は、通り、PO Box、地方配送路/幹線請負契約 (RRHC)、および私書箱の 4 種類の住所を評価する子ルールで構成されます。子 [Street] は、データフロー フィールドの [HouseNumber]、[LeadingDirectional]、[StreetName]、[StreetSuffix]、[TrailingDirectional]、および [ApartmentNumber] を調べます。これらがすべて一致すると、親ルール "Street" とその親ルール "Address" はすべて "true" と評価されます。"Street" ルールが "true" と評価されない場合は、[POBox] フィールド、[RRHC]、[PrivateMailbox] フィールドの順に評価されます。これら 3 つのいずれかが一致すれば、親 Address 要素は一致します。