新しい Spectrum サーバーでの SPD セットアップ

Spectrum™ Technology Platform を初めてお使いなる場合や、新しい Spectrum サーバーをセットアップする場合は、Spectrum™ Technology Platform インストール フォルダとは別に Spectrum 製品データ (SPD) の場所を設定することをお勧めします。

Spectrum™ Technology Platform には、SPD ファイルのアーカイブまたは展開を行う場所を設定するコマンド ライン インターフェイス (CLI) コマンドがあります。アーカイブの場所により、Spectrum サーバー上にあるデータ用のアーカイブ場所が定められます。展開の場所により、Spectrum サーバー上にあるデータ用の展開場所が定められます。これらのコマンドは、展開およびアーカイブの場所を設定するために、それぞれ一度だけ実行する必要があります。Spectrum では、将来の Spectrum 製品データのインストールのためにこれらの場所を記憶しています。

これらのコマンドを使用して Spectrum 製品データ (SPD) の場所を設定していない場合、Spectrum では製品データがデフォルトの場所にインストールされます。デフォルトの SPD ファイル アーカイブ領域は ../archive/ref-data です。展開された SPD ファイルの場所は、Spectrum™ Technology Platform がインストールされている Spectrum フォルダの下の ../ref-data になります。デフォルトの場所へのインストールは、以下に影響を与える場合があります。

  • Spectrum™ Technology Platform のアップグレードにかかる時間。これは、Spectrum フォルダの下にあるものすべて (データを含む) がアップグレード時に ZIP アーカイブにバックアップされるためです。サーバー上に十分な領域がない場合、アップグレードは中止されます。
  • Spectrum™ Technology Platform のアンインストールおよび再インストールにかかる時間。これには、Spectrum 製品データ (SPD) を再インストールする追加の手順が含まれます。Spectrum™ Technology Platform をアンインストールすると、Spectrum インストール フォルダの下にあるものすべて (データ ファイルを含む) が削除されます。
  • Spectrum サーバー マシン上に必要な空き領域。
  • データへのフォルダ パスの長さ。