メタデータを検出中

メタデータは、関連付けられているデータにコンテキストを与え、そのデータをより深く理解できるようにします。これは組織が情報に基づいた意思決定を下すのに役立ちます。そのため、データ主導型の組織の多くがメタデータ管理へと向かっています。

メタデータ管理には次のようなメリットがあります。
  • ビジネス データの作成、操作や、ビジネス データに関連付けられているビジネス ルールなど、ビジネス データへの理解を深めることができます。
  • 組織全体にわたるさまざまなデータ セットの中で、特定のデータを見つけやすくなります。
  • 上流と下流でデータを追跡し、変更がリンクおよびワークフローに及ぼす影響を把握できます。
  • データ品質の確保: メタデータはデータを定義しているので、メタデータを適切に管理することでデータの正確性と一貫性が確保されます。メタデータは、形式に誤りのあるデータを特定し、データベースの整合性の問題を防ぐための鍵となります。
ビッグ データとデータ ガバナンス ルールが広く浸透したことも、メタデータ管理が必要とされている要因です。

検出を利用したメタデータの管理

Metadata Insights検出ダッシュボードには、設定済みのすべての接続が統一的に表示されます。すべての接続からアセットを検出し、検出されたメタデータに以下のタスクを実行できます。

  • 検出された接続内で特定のアセット (テーブル、列、またはビュー) を検索する。
  • アセットにタグを追加して、関連するコンテキストを与え、後から容易にアクセスできるようにする。

検出を使用する前に

例えば、組織内で、データが 2 種類のデータ ソースに格納されているとします。
  • Apache Cassandra などの NoSQL データベース
  • MS SQL などのリレーショナル データベース
検出ダッシュボードでこのデータにアクセスするには、まずこれらのデータ ソースに接続する必要があります。これを行うには、Metadata Insights[データ ソース] メイン メニュー オプションを使用します。
注: 接続を設定する方法の詳細については、Apache Cassandra への接続およびJDBC データベースへの接続の各セクションを参照してください。
関連する接続を作成し、テストを行ったら、以下の手順を実行します。
  • 作成した接続が検出ダッシュボードに表示されるようになります。
  • 接続に対して検出を (できれば 1 つずつ) 実行します。
  • 検出プロセスによって接続内のすべてのアセットが取得され、データが統一的に表示されます。
  • 接続全体で必要なデータのカタログを作成し、他のモジュールで使用するためのタグを付けることができます。