サービスのデフォルト オプションの変更

Spectrum™ Technology Platform サービスには、Management Console で設定するデフォルト オプションがあります。デフォルト オプションは、サービスがフロー内のステージとして使用され、ステージがシステムのデフォルト オプションを使用するように設定されている場合に適用されます。そのため、Management Console でサービス オプションを変更する前に、どのフローがサービスのデフォルト オプションを使用するのかを把握する必要があります。そうすることで、変更を加えてもそれらのフローやフローに依存する任意のビジネス プロセスに、望ましくない影響が生じないようにすることができます。

サービスのデフォルト オプションを使用するフローを検出するには

  1. Web ブラウザで、次の場所に移動します。

    http://server:port/metadata-insights

    ここで server は、Spectrum™ Technology Platform サーバーの名前または IP アドレスで、port は HTTP ポートです。デフォルトの HTTP ポートは 8080 です。

  2. [エンティティを選択] ボタン をクリックします。
  3. [デフォルト サービス オプション] をクリックします。
  4. デフォルト オプションの変更を検討しているサービスを選択して、[OK] をクリックします。

結果として表示される図に、サービスのデフォルト オプションを使用するすべてのフローが表示されます。つまりこれらのフローでは、ステージ オプションである [次の値でシステム デフォルト オプションを上書きします] がオンになっていません。サービスを含むがこのオプションがオンであるフローは、この図には含まれません。そのようなフローはサービスのデフォルト オプションを使用しないので、Management Console でサービスのデフォルト オプションを変更しても影響を受けないためです。

Validate Address サービスが住所を大文字で返すように設定されている状態で、Management Console で大文字と小文字を混在させるオプションに変更するとします。つまり、サービスのデフォルト オプションを使用するすべての Validate Address ステージで、大文字と小文字が混在する住所が返されるようになります。この変更によってこれらのフローに望ましくない影響が生じないように、Metadata Insight の系統および影響分析の表示を使用して、Validate Address のデフォルト オプションを使用するフローを検出します。次の図が表示されます。



この図から、ValidateNewCustomerAddresses と ValidateUSAndCanadianAddresses のフローの両方が Validate Address サービスのデフォルト オプションを使用していることがわかります。Management Console で Validate Address のオプションに加える任意の変更が、これら 2 つのフローに影響を与えるため、これらのフローを Enterprise Designer で開き、変更がフローの住所処理に与える影響を調べます。大文字と小文字を混在させるオプションに変更することで問題が生じることがわかった場合は、変更に対応するようにフローを調整することができます。