サブフローの変更

サブフローは、他のフロー内で再利用可能なフローです。サブフローは、複数のフローに簡単に組み込むことができる、再利用可能なプロセスを作成する場合に便利です。サブフローを多用すると、各サブフローを使用するフローの把握が難しくなる場合があります。サブフローを変更しようとした場合に、これは問題となる可能性があります。変更によって、それを使用するフローに望ましくない結果が生じないことを確認しなければならないためです。Metadata Insights の系統および影響分析機能を使用することで、特定のサブフローを使用するすべてのフローを検出し、サブフローに加える変更の影響を完全に把握することができます。

サブフローを使用するフローを表示するには

  1. Web ブラウザで、次の場所に移動します。

    http://server:port/metadata-insights

    ここで server は、Spectrum™ Technology Platform サーバーの名前または IP アドレスで、port は HTTP ポートです。デフォルトの HTTP ポートは 8080 です。

  2. [エンティティを選択] ボタン をクリックします。
  3. [ステージ] をクリックします。
  4. 対象のサブフローを選択して [OK] をクリックします。

結果として表示される図に、サブフローを使用するすべてのフローが表示されます。

Deduplication という名前のサブフローがあるとします。これには、顧客データの中の重複レコードを識別するためのロジックが含まれています。このサブフローは複数のフローで使用できます。重複除去ロジックに変更を加えたいので、サブフローを使用するすべてのフローに対するその変更の影響を確認しなければなりません。そこで、系統および影響分析を使用して、Deduplicaton サブフローの影響を表示します。



系統および影響分析の図に、Deduplication サブフローが ValidateNewCustomerAddresses と GeocodingFlow という 2 つのフローで使用されていることが示されます。変更を加えるときに、Enterprise Designer でこれらのフローをチェックすることで、希望どおりの結果が得られることを確認できます。