はじめに

Web Feature Service (WFS) によってアプリケーションは、複数の Web フィーチャーからの Geography Markup Language (GML) でエンコードされた地理空間コンテンツの取得、クエリ、フィルタを行うことができます。特定のフィーチャーまたはフィーチャーのセットに関する情報を分析のために取得できます。フィルタをリクエストに適用できます。例えば、新しい住宅地など、ある地域またはカスタム ポリゴン内ですべての用水のフィーチャーを選択します。アプリケーションは、ポイントやベクトルをイメージに追加することによって、道路、店舗の位置や ランドマークアイコン など、取得したこれらのフィーチャーをマップ イメージに重ねます。

Web フィーチャー サービスを使用すると、ポイント (またはその他のタイプのジオメトリ) から指定された距離内でフィーチャーの検索を実行できます。MapInfo Professional など、規格に準拠した WFS クライアントは、HTTP を介して XML リクエストを送信してデータにアクセスし、マップに表示したり、計算のためにベクトル ジオメトリを取得したりすることができます。例えば、不動産アプリケーションが、線路、幹線道路、ショッピングモール、警察などのさまざまなフィーチャーと家屋との距離を比較し、その家屋の実際値を決定します。このアプリケーションは、WFS を呼び出して、幹線道路フィーチャーと家屋 (ポイント) を選択します。アプリケーションは、独自の格付けの計算のために距離の値を計算します。

WFS によって、次のような操作が可能になります。
  • サービスの機能を記述する
  • フィーチャのスキーマ記述を取得する
  • フィーチャとその関連情報を取得する

OpenGIS コンソーシアム (OGC) の Web Feature Service 規格 (バージョン 1.0.0、1.1.0、2.0.0、および 2.0.2 が http://www.opengeospatial.org/standards/wfs にあります) は、クライアントが HTTP を介してリクエストを送信することにより、インターネットまたはプライベート イントラネット経由でフィーチャーの取得やクエリを行う方法を定義します。SOAP リクエストと HTTP POST/GET リクエストの両方がサポートされます。OGC 準拠の WFS サーバーからの結果を使用できる製品は、Spectrum Spatial の OGC Web Feature Service と連携して動作します。

WFS にエクスポーズする WFS サービスとリソースは、Spectrum Spatial™ Manager を用いて設定および管理します。WFS フィーチャー タイプと設定の管理を参照してください。

注: このサービスを使用している場合は、ベーシック認証を無効にせず、サーバー上でトークン認証のみが有効である状態にしないことを強く推奨します。詳細については、「Web サービスの認証」を参照してください。