Spectrum へのデータの追加

このタスクの実行には、Spectrum™ Technology Platform の管理者 (admin) 権限が必要です。Spectrum™ Technology Platform を初めてお使いなる場合や、新しい Spectrum サーバーをセットアップする場合は、Spectrum™ Technology Platform インストール フォルダとは別に Spectrum 製品データ (SPD) の場所を設定することをお勧めします。詳細については、新しい Spectrum サーバーでの SPD セットアップ製品データの展開およびアーカイブ場所の設定を参照してください。

Spectrum™ Technology Platform には、Spectrum サーバーへのダウンロードやインターネットへの Spectrum サーバーの接続を行わなくても Spectrum データをインストールできるコマンド ライン インターフェイス (CLI) コマンドがあります。こうした CLI コマンドは、データを Spectrum サーバーにコピーします。

データをインストールした後も、将来 Spectrum データの再インストールが必要になった場合に備えて、ダウンロード ファイルは残しておくことをお勧めします。Spectrum サーバーからデータを削除する必要がある場合は、Spectrum コマンド ライン (CLI) コマンドを使用します。

Spectrum 製品データ (SPD) をインストールするには:

  1. インストールの開始前に、Spectrum™ Technology Platform サーバーが稼働していることを確認します。
  2. Spectrum 製品データ (SPD) 形式のファイルをダウンロードするには、Pitney Bowes のメールに記載されたリンクを使用して Pitney Bowes にアクセスするか、Pitney Bowes Software and Data Marketplace (SDM) にアクセスします。ダウンロードしたファイルが zip ファイルの場合、一時ディレクトリに展開します。
  3. コマンドライン ウィンドウを開きます。
  4. 次のコマンドを入力して Spectrum™ Technology Platform サーバーに接続します。
    connect --h servername:port --u username --p password --s SSLtrueFalse
    例を次に示します。
    connect --h myserver:8080 --u admin --p myPassword1 --s false
  5. 必要に応じて、次のように入力して、展開済み Spectrum 製品データ (SPD) ファイルの場所を製品名に基づいて一覧表示します。
    productdata extract list
    コマンド出力には、ファイルが製品ごとに保存されるディレクトリが表示されます。
  6. 次のように入力して、データを Spectrum サーバーにインストールします。
    productdata install --f fileOrDirectory --w waitOrReturn
    例を次に示します。
    productdata install --f E:/SpatialFiles/Geocoding/KNT072019.spd --w
    複数の .spd ファイルを使用して Spectrum 製品をインストールする場合は、それらのファイルへのフォルダ パスを使用します。コマンドによって、フォルダおよびサブフォルダ内のデータ ファイルがインストールされます。例:
    productdata install --f E:/SpatialFiles/Geocoding --w
  7. Management Console で、または管理ユーティリティのデータベース コマンドを使用して、データのデータベース リソースを定義します。手順はモジュールおよびデータによって異なる場合があります。モジュール固有の追加の情報または手順を特定する方法については、Spectrum のデータベースを参照してください。全般的な手順については、データベース リソースの作成を参照してください。

製品データに関する CLI コマンドの詳細については、『Spectrum™ Technology Platform 管理ガイド』の「管理ユーティリティ」にある「製品データ」を参照してください。